「人手不足で業務が回らない」約8割の会社員が感じる限界 企業に求められる効率化

NSSスマートコンサルティングは、20~50代の会社員を対象に業務効率化の調査を実施した。調査期間は2025年10月1~2日で、調査概要は以下の通り。

「会社員が実践する業務効率化と業務改善の限界」に関する調査
【調査期間】2025年10月1日~10月2日
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1009人
【調査対象】調査回答時に20〜50代の会社員と回答したモニター(経営層を除くオフィスワークに従事する会社員)

本調査は、10月14日の「世界標準の日」に合わせ実施。この記念日には、標準化の重要性を世界的に共有し、国際的な連携や品質向上を促す啓発活動が各国で行われる。ここで言う「標準化」は製品や技術だけでなく、社会全体の“共通の仕組みづくり”を考える日としても位置付けられているため、人々の働き方についても見直される機会になっている。

個人努力の成果を実感する一方で、限界の声が多数

まずは効率化の工夫や実践の内容について質問。「優先順位づけ・ToDo整理」(56.1%)が最多で、「時間・タスク管理ツールの活用」(28.8%)、「AIツールの活用(ChatGPTなど)」(21.8%)が続いた。「特にない」(グラフには掲載なし)は13.5%で、多くの人が何らかの工夫をしている実態が窺える。

効率化に対する自己評価に関しても「とても効率化できている」(13.0%)と「ある程度できている」(68.3%)との回答があり、計約8割が一定の成果を実感しているようだ。

しかしながら、「個人の努力だけでは限界を感じるか」という質問には、「非常にある」が27.4%、「ややある」が52.8%で計約8割。限界の理由は「ノウハウの属人化」(41.0%)、「業務量が多すぎてリソース不足」(39.8%)、「同じ作業でも人によりやり方がばらつく」(39.6%)が上位を占めた。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 589 / 1212 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ