コンブがつなぐ再生の物語
近年、神奈川県小田和湾では、磯焼けによって海藻が食害や高水温で枯死し、藻場が20年で95%以上減少するなど、海の生態系が危機に瀕している。そのなかで注目されているのが「ブルーカーボン」。海藻がCO₂を吸収し炭素を海底に固定するこの仕組みは、森林よりも高い吸収効率を持ち、気候変動対策として世界的に期待される。中でも「コンブ」はその代表的存在で、海の再生に貢献する環境再生型「コンブ」をビールの原料に使用した。また通常は廃棄される「摘果みかん」も使うことで、特徴的な風味を付加させた。こうして“寿司や魚に合うビール”をテーマに、クラフトビールの開発が進んだ。