渋谷の再開発がテーマ サントリーCM「宇宙人ジョーンズ」最新作が伝えたかったこと

宇宙人四姉妹が再び登場

サントリー食品インターナショナルは、「クラフトボス 世界のTEA」のテレビCM「地球調査シリーズ」の最新作「宇宙人ジョーンズ・四姉妹/アイデア」篇を10月27日から放映している。トミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人ジョーンズと、松たか子(長女)、伊藤沙莉(次女)、杉咲花(三女)、河合優実(四女)による宇宙人四姉妹が共演するシリーズ第2弾。今回は渋谷駅周辺における再開発事業をテーマとしており、一見すると「余計なこと」でも、それこそが地球人の「アイデア」であると気づく内容だ。

渋谷駅周辺を舞台にした「宇宙人ジョーンズ・四姉妹/アイデア」篇

渋谷駅周辺を舞台にした「宇宙人ジョーンズ・四姉妹/アイデア」篇

100年に一度といわれる大規模工事が進む渋谷駅周辺。UFOからその様子を観察していた宇宙人四姉妹は、四女ユウミ(河合)の「この惑星の住人って、余計なことばっかりするよね」という一言をきっかけに議論を始める。彼女たちは、余計なことをするからこそ新しいものが生まれ、「クラフトボス 世界のTEA」もそうした「余計なこと」の積み重ねから生まれたのではないかと考える。黙って話を聞いていたジョーンズは、「余計なこと=アイデア」であることに気づき、渋谷の中心でとんでもない「余計なこと」をしでかす。

同社担当者はCMの舞台が渋谷の大規模工事であることについて説明した。「『余計なこと』こそが地球人の『アイデア』であり、人類の文明を少しずつ進歩させてきた原動力なのかもしれない」というメッセージを象徴的に描くため工事が絶えない渋谷を舞台にしたという。「『世界のTEA』もまた、おいしさを追求する『アイデア』が詰まった商品」と共通点にも触れた。

「宇宙人四姉妹」という設定は、日本がインバウンド観光客でにぎわうように「地球にも宇宙からのインバウンド客が来ているのかもしれない」という発想から生まれたとしている。視聴者から共感の声も上がっており、「四姉妹が新鮮な目線で地球人を観察できる存在として描かれており、その目線のおかげで世の中に共感されている」と説明した。

「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」は、トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人に姿を変えた宇宙人ジョーンズが、さまざまな職業を経験しながら地球を調査する人気シリーズ。今回のCMは第94弾で、今年はシリーズの放映開始から20年を迎える。

これほど長期的なシリーズに成長した理由について、担当者は「常に『いまの地球』『いまの日本』を調査し、ユーモアを交えてCMというかたちで報告してきたことが、視聴者の共感を得ているのではないか」と話した。

「クラフトボス 世界のTEA」シリーズは今年4月に発売。茶葉やフルーツを組み合わせたアレンジティーのトレンドから着想を得た商品で、「今までにない味わい」「丁寧に作られている」「世界を感じられて楽しい」といった声が寄せられている。売上出荷数量は前年同期(2024年3~9月)比で130%。中期的にはシリーズ計1000万ケースの販売を目標としている。

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