広報業務のDX化を推進し、「人」と向き合う時間を増やしたい(ULSコンサルティング・浦路万智氏)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。楽天グループの奥岡古都子さんからの紹介で今回、登場するのはULSコンサルティングの浦路 万智氏さんです。
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浦路 万智氏

ULSコンサルティング
コーポレートコミュニケーション室

SaaS企業にて広報を担当、コーポレートマーケティンググループのマネージャーを務める。インナーコミュニケーション、対外広報のほか、イベントの企画・運営やユーザー事例、Webサイトのコンテンツ企画などマーケティング全般に携わる。IPO前後の広報対応も経験。2025年8月にULSコンサルティングに転職し、ブランド浸透に向けて活動中。現在は、副業でスタートアップ企業のPR支援も行っている。

Q1: 現在の仕事の内容とは?

現在、ULSコンサルティングのコーポレートコミュニケーション室に所属し、主に社外広報を担当しています。

今年で創業25周年を迎え、社名およびブランドを変更しました。プレスリリースの発信や取材対応、メディアとのコミュニケーションのほか、最近ではイベント企画や事例などのコンテンツ制作にも携わっています。

Q2: これまでの職歴は?

大企業向けにクラウドサービスを提供するドリーム・アーツに新卒で入社。テクニカルサポート部門を経て、マーケティング、広報など幅広い業務に従事しました。

広報業務では社外広報に加えて、インナーコミュニケーションにも携わり、Web社内報の立ち上げや社内イベントの企画・運営、お客さま事例の取材・発信などを通じて、社員同士のつながりや企業文化の形成に関わってきました。

プライベートでは、旅行をしながら働く「ワーケーション」の取り組みに関心があり、長崎県・五島列島で自治体が推進するプロジェクトに参加し、現地での活動をお手伝いさせていただいた経験があります。地域の魅力を発信する取り組みに関わるなかで、広報の視点からできることの幅広さを実感しました。

また、副業としてIT系スタートアップの広報支援にも携わっており、限られたリソースの中での情報発信や、スピード感のあるコミュニケーション設計など、企業規模が異なる環境での実践を通じて、広報スキルの引き出しを広げています。

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