広告関係24団体の横断プロジェクト「広告のミライ」とアドタイの共同企画「おもしろ広いぞ、広告業界。」では、各団体からそれぞれ推しの広告パーソンを紹介していきます。第7回は全国広告連盟(全広連)から推挙された電通九州の須川朝絵さん。須川さんは、自分が過去にかけてしまった声・かけられた声に内省してしまい、日々俯いて過ごしているそうです。しかしそんな人にも向いている仕事がコピーライターだと教えてくれました。
須川朝絵さん(電通九州)からのメッセージ
広告コピーやCMを考える仕事をしています。たった1行に、何時間もかける仕事です。そんな仕事に、私は救われている気がします。未だに小学生の時に言った・言われた言葉を思い出しては反省し、下を向いて帰るような人間です。それで電柱にぶつかり、頭から血を流して帰宅したこともあります……。
そんな私が前向きになれたきっかけが、宮崎県にある五ヶ瀬ハイランドスキー場のお仕事でした。撮影現場で臨機応変にセリフを変えたり、納品ギリギリまで制作会社の方々とコピーを修正したり。一度決まったコピーも、翌日に先輩が「やっぱこれじゃダメや」と言って、代案を考えてきてくださったこともありました。
言葉はタダ。制作費が少ないなら言葉で粘ろう、質を上げよう、という仕事が九州には多くあります。そんな仕事は、昔から些細な言葉を引きずってしまう自分を許してくれる気がして、とても心地よいです。だから今日も下を向いて帰ります。前向きに。
須川朝絵さん(電通九州)の仕事紹介
宮崎の日本最南端スキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」のテレビCM「南ちゃん」シリーズ
推挙団体・全広連
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