日本エンタメが示す「マーケティング資産化」の条件 音楽・アニメ・観光・スポーツ・食文化などの共鳴圏から考える文化経済の未来

「食」と「場所」のブランド化が示す成熟モデル

日本の食文化もまた、エンタメと同等の「物語資産」を内包している。ラーメンや寿司、抹茶、和菓子、B級グルメ――それぞれが地域性と記憶を媒介し、観光とコンテンツの交点に立つ。アニメに登場した料理を再現する「コラボカフェ」、音楽フェスと連動した地元食フェアなどは、その典型例である。

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増淵 敏之
増淵 敏之

法政大学文学部地理学科教授、専門は文化地理学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。コンテンツツーリズム学会会長、文化経済学会〈日本〉特別理事、希望郷いわて文化大使、岩手県文化芸術振興審議会委員、NPO氷室冴子青春文学賞特別顧問など公職多数。

増淵 敏之

法政大学文学部地理学科教授、専門は文化地理学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。コンテンツツーリズム学会会長、文化経済学会〈日本〉特別理事、希望郷いわて文化大使、岩手県文化芸術振興審議会委員、NPO氷室冴子青春文学賞特別顧問など公職多数。

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