第一線のマーケター・クリエイターが明かす、キャリアアップの奥義。今回は、オイシックス・ラ・大地でOisix EC事業本部 販売企画室室長を務める坂本浩毅さんにこれまでのキャリアについて伺いました。良い転職は、良質な情報を入手することから始まります。「こんなはずではなかったのに…」とならないための、転職情報をお届けします!
コールセンターで顧客との向き合いを学ぶ
━━海外志向はいつ芽生えたのですか。
浪人が決まったときに訪れたイタリアで、世界の広さに触れたのがきっかけです。将来、グローバルな仕事がしたくて、留学制度が充実している上智大学へ進学。アメフト部の活動に4年間打ち込んでいて、結局留学はしませんでしたが(笑)。
化学専攻だったので、就職活動では、研究職も考えました。でも、基礎研究は社会実装まで時間がかかる。もっと早く社会にインパクトを与えたくて、他の職種も幅広く探しました。その中で、海外志向が強かった私には、ニッセンの「海外で商品を買い付けてカタログで紹介する」事業が魅力的に感じました。
オイシックス・ラ・大地
Oisix EC 事業本部 販売企画室 室長
坂本浩毅 氏
上智大学を卒業後、ニッセンに入社。コールセンター勤務後、データベースマーケティングやCRMなど、マーケティングの基本を習得。全日空商事グループのANA FESTAで空港内売店の店舗改革に従事したのち、シンガポール支店に赴任。帰国後、2021年に海外人材採用支援のフォースバレー・コンシェルジュで公共事業を担当。2022年4月よりオイシックス・ラ・大地でEC事業を推進。
━━配属は希望通りに?
希望した部署には空きがなく、配属はコールセンターでした。「なんでやねん!」と思いましたよ。でも、働くうちにその奥深さに気づきました。パートやアルバイトを含め、100人以上のメンバーのマネジメントを通じ、お客さまと直接向き合うビジネスの基本を学べたことは、自分の血肉になっていると思います。
1年後に異動したWeb部門では、ベビー&キッズのカテゴリーを担当。検索ワードを分析してページ構成を工夫し、売上を伸ばす方法を考えていました。
上司とのキャリア面談では、入社時からずっと海外部門に行きたいと伝えていました。あるとき、「商品の買い付けにかかわるには、データ分析の素養が必要」と言われ、データベースマーケティング部へ。リピート率改善やティーンズ向けカタログの成長戦略の策定など、他部署の課題解決を支援する、社内コンサルのような部署です。そこで3年ほど戦略に携わると、データマーケティングの実践に強い興味を抱くように。CRM部門に志願して異動し、ロイヤル顧客向けの販促を担当。LTV(顧客生涯価値)を最大化する手法を学びました。
複数の部門を経て身に付いたスキルは、顧客の意思決定プロセスが複雑化した現在のビジネスに活かせるものばかり。Web普及期に多くの経験ができ、よい流れをつかむことにつながったのだと思います。
