成長を遂げるスタートアップ企業では、どのようなマーケティング戦略が実行されているのでしょうか。新興企業の戦略から新しいマーケティングの方法論を導き出します。
※本記事は月刊『宣伝会議』4月号に掲載しています。
New Innovations
設立年 2018年
従業員数 75名
事業概要 スマートコーヒースタンド「root C」の運営、全自動調理ロボットの開発・提供、製造業の知を継承するAI図面管理「図面バンク」の開発・提供、省力・自動化を軸にしたOMOソリューションの提供。
New Innovationsは、オンラインとオフラインを融合させたOMO事業を基盤に、省力化・自動化を支援するプロダクト開発とソリューション提供を行う企業だ。自社プロダクトとして、無人で営業可能なスマートコーヒースタンド「root C」を開発。東京を中心に13拠点(2026年2月4日時点)で運営するほか、ハンバーガーやかき氷の全自動調理ロボットなども手掛ける。さらに製造業向けには、図面管理システム「図面バンク」を提供。類似の図面の検索性を高め、ナレッジ蓄積を支援する。
一方、飲食・小売・宿泊業へのソリューション提供では、生産性向上や人手不足の解消に向け、コンサルティングから開発・事業展開までワンストップで支援。ソフトウェアの構築にとどまらず、ハードウェアを含めた包括的なソリューションを提供できるのが最大の特徴だ。
例えばモスフードサービスとは、2025年12月に次世代型店舗開発に向けたAI活用に関するパートナーシップを締結。モスバーガーのドライブスルーで、AIがオーダー受注を担いスタッフがサポートする実証実験を行っている。モスバーガーの接客スタイルやオペレーションに即した形で応対を実現するため、AIシステムの構築のみならず、屋外端末そのものを設計し、スムーズな注文体験の提供に挑む。
「自動化・省人化の課題は1社ごとに状況が異なるため、ソフトウェアの構築だけでは、解決できることに限界があります。私たちは自社工場でハードウェアの生産まで一貫して行えることから、コンサルティングによる課題の整理から実機の実装まで、横断的に対応が可能です」と代表取締役Co-CEO山田奨氏は語る。
自社で運営するスマートコーヒースタンド「root C」は、一般消費者との接点であると同時に、同社にとっての研究開発拠点でもある。PDCAを高速で回し、得た知見を、省人化ソリューションに還元しているのだ。「エンドユーザーの方と接点を持っているからこそ、BtoB事業でも、お客さまと近い視点で課題を深掘りできています」と山田氏。
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