生活者の“ブランド好意度”を上げる FULMARKの「プロモーションPDCA」

1990年の創業以来、不動産・教育・エンタメ・商業施設など多角的な業界でセールスプロモーションを支援してきたCCGHOLDINGSが、2026年6月1日、「FULMARK(フルマーク)」へと商号変更し、大規模な組織変革を行った。7つの事業会社が持つ高度な業界専門性はそのままに、戦略と実行をシームレスに統合。感情を動かす「体験」をデータとAIで科学し、ブランド好意度を最大化させる。代表の目黒拓氏らに、その戦略の背景を聞いた。

心が動く体験を設計しブランドとの「関係値」を構築

2026年6月1日、1990年の創業以来、多様な業界特化型のクリエイティブ、BPO、印刷事業などを通じて企業のプロモーションを支援してきたCCG HOLDINGSが商号変更を行い、新会社「FULMARK(フルマーク)」が誕生した。新パーパスに「すべての生活者に、彩りとワクワクを。」を掲げ、従来の広告・販促業界において分断されがちだった「戦略」と「実行」、そして「デジタル」と「リアル」を高度に融合させる体制を構築する。

代表取締役社長の目黒拓氏はこの新体制によって「販促や広告といった既存の枠組みを再定義し、ブランドへの好意度を最大化させる」と語る。背景にあるのは、メディア環境の激変と、それによるマーケティング手法のコモディティ化だ。

「情報の主役がSNSへ移り、デジタル上の消費者の行動ログを使った、“データドリブンな手法”が主流となりました。しかし効率的にターゲットへ到達できる時代だからこそ、機能や価格の訴求だけでは差別化がますます難しくなっています。最終的な購買の決定打は、そのブランドを『好き』かどうか。私たちが提唱するのは、ブランド好意度を向上させる《エモーショナルプロモーション》です」(目黒氏)。

FULMARK 代表取締役社長 執行役員 目黒 拓氏

FULMARK 代表取締役 社長執行役員 目黒 拓氏

認知から購買に至るまでの各ファネルへ、生活者の心を動かす体験を戦略的に組み込む。この感情を揺さぶり、効果の検証・改善を繰り返すサイクルを、同社は「エモーショナルプロモーションPDCA」と定義【図表1】。こうした感情的なつながりこそが、価格競争を回避し、長期的なLTVを支える礎になると目黒氏は説く。

図表1 FULMARKが提供する「エモーショナルプロモーションPDCA」

図表1 FULMARKが提供する「エモーショナルプロモーションPDCA」
リアルとデジタルの施策を「Emotional Engagement(心が動く)」「Emotional CV(好きだから買う)」という指標で捉え直し、データで検証・改善する「エモーショナルプロモーションPDCA」のサイクル。

メディア運営で培った生活者インサイトに響く訴求力

この「エモーショナルプロモーションPDCA」の実効性を強力に支える源泉のひとつが、同社が長年培ってきた「生活者との近距離な接点」から得られる知見だ。例えば、自社メディア『HugMug(ハグマグ)』では、ママ・パパ層を対象にファッションやライフスタイルを提案。タイアップ記事制作にとどまらず、企業のSNS運営代行なども幅広く請け負い、生活者の感情を揺さぶるコンテンツ制作を磨いてきた。メディア局 局長/編集長の山田桃子氏は、メディアが育む信頼が、いかに強力な購買動機を生み出すかを説明する。

メディア局 局長 HugMug編集長 山田 桃子氏

メディア局 局長 HugMug編集長 山田 桃子氏

「『HugMug』のInstagramフォロワーを対象とした最新の調査では、ブランドに対して『とても親しみを感じる』と答えた層は、『親しみを感じない』層と比較して、掲載商品の購買率が約3倍以上にのぼるという結果が出ました。【図表2・3】また、タイアップ記事広告の平均CTRは10%、最大で30%に達します。単なる情報発信ではなく、生活者の潜在的な悩みやライフイベントに寄り添い、メディアを通じて『自分もこうなりたい』という体験を提供し続ける。この積み重ねが、揺るぎない信頼関係を生むのです」(山田氏)。

図表2 『HugMug』Instagramへの親しみ度

図表2 『HugMug』Instagramへの親しみ度

図表3 親しみ度×『HugMug』掲載商品の購入ジャンル

図表3 親しみ度×『HugMug』掲載商品の購入ジャンル
自社メディア『HugMug』の調査結果。アカウントへの「親しみ」が深い層ほど、購買率が飛躍的に高まることが分かった。
※テテマーチ フォロワー調査より

この「生活者のインサイトを捉え、態度変容を促す」というノウハウはHugMug内にとどまらない。これまで同社グループ内では、教育法人の広報支援やアミューズメント業界の動画制作、全国200店舗以上の商業施設におけるイベント運営など、多岐にわたる「特定領域の知見」が蓄積されてきた。

「教育系企業のSNS運営代行でも、フォロワーの3人に1人がサービス利用を開始するといった高い成果が出ています。この『各業界の生活者に近い距離』で培った知見がFULMARKの最大の強みです」(山田氏)。

プロモーション現場で集積した体験価値のデータ化が重要

さらに、こうした現場発の知見を再現性を持って応用すべく、体験価値のデータ化にも踏み切る。2025年には「AI推進室」を新設。自社開発のツール等を活用して、感情の動きと購買行動の相関を分析する。

「リアルな現場で得られた生活者の熱量を、デジタルデータやAIと連携させて可視化する。これにより、これまでブラックボックスになりがちだったプロモーションのROIを明らかにします。従来のCPAなどに加え『ブランド好意度』や『関係性の深さ』をKPIに設定することで、多くの企業がその重要性に共感し始めています」(目黒氏)。

独自のメディア運営ノウハウと現場の実行力、そしてデータを融合させたFULMARK。「AIが普及し、コンテンツがコモディティ化する時代だからこそ、最後は『人の感情を動かす熱量』が重要になります。ワクワクがブランドへの愛着となり、社会を豊かにしていくと信じています」と目黒氏は締めくくった。

【FULMARKのソリューション】

HugMug

高感度なファミリー層を抱える自社メディア。フォロワーとのファンコミュニケーションを通じて、コンテンツによる態度変容の実験・把握を行い、ロジカルな戦略とエモーショナルな体験提案を創出する基盤となります。

 

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iSEE

ユーザー心境を定量的に理解するためのデータ可視化ツールです。滞在時間や再訪率、エンゲージメント率などから独自の「好意化プロセス」を算出し、LTVに直結するファン化の度合いをスコアリングします。

 

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SAS

スモーキングエリアサイネージ 全国100店舗以上のパチンコホールの喫煙室にサイネージ設置。動画コンテンツの掲出が可能。顔認識で視聴データをレポーティングします。

 

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good presen!

プレゼン資料の企画・設計からPowerPointのスライドデザイン制作、テンプレート作成までをプロデュースしています。

 

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advertimes_endmark

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目黒 拓氏

FULMARK
代表取締役
社長執行役員

1993年、電通入社。新聞局を経て、2011年にメディアコンテンツプランニング局 専任部長、2015年に同局戦略部長に就任。2016年にはデジタルプラットフォームセンター局長補を務めるとともに、サイバー・コミュニケーションズ(CCI)へ出向。2017年、CCI代表取締役副社長兼全社執行責任者に就任。CARTA HOLDINGS取締役上級執行役員を経て、2019年7月よりCARTA COMMUNICATIONS(CCI)代表取締役社長を務め、現在に至る。

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山田 桃子氏

FULMARK
メディア局 局長
HugMug編集長

2008年、CCG TO入社。HugMug編集部に配属。2018年に編集長に就任し、2023年から事業部長に就任。ファッションからライフスタイルまで、数々の人気コンテンツを担当し、家族の世界を広げるアイディアを提案する。

お問い合わせ

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株式会社FULMARK

URL:https://fulmark.jp/


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