AIは新しいステークホルダーになるのか──スイスMeteomaticsに学ぶ「GEO時代」のB2B広報

ChatGPTやGemini、Claude、Perplexityなどの生成AIで企業を調べることは、いまや珍しくありません。企業や製品を比較・検討する際にも、生成AIが情報収集の入口になりつつあります。

この変化は、広報・PRにも新たな課題を投げかけています。生成AIもまた企業情報を整理して利用者へ届け、レピュテーション形成に影響を与える存在になりつつあるからです。

その変化を象徴するのが、スイスの気象テクノロジー企業Meteomaticsの国際的なBtoB広報です。アメリカのPR会社Channel V MediaとドイツのPR会社TDUBは、「Crossing Borders in PR(境界を越えるPR)」を掲げ、人だけでなくAIにも企業価値を正しく伝える広報に取り組みました。

プロジェクト説明資料

プロジェクト説明資料より抜粋(TDUB社提供)

国境だけではなく、業界やメディアの境界も越える

Meteomaticsは、高精度な気象データや気象予測サービスを提供する企業です。その顧客は気象業界に限らず、エネルギー、保険、航空、自動車、農業、防衛など、多様な産業へ広がっています。

プロジェクトは2023年にChannel V Mediaがアメリカ市場でのPRを担当したことから始まりました。その成果を受け、翌2024年にはTDUBがドイツ語圏(DACH:ドイツ・オーストリア・スイス)での広報を担当します。両社は共通のブランド戦略を持ちながら、それぞれの市場に合わせて最適なコミュニケーションを展開しました。

「Crossing Borders」が越えるのは国境だけではありません。業界、メディア、プラットフォームなど、さまざまな境界を越えながら、一つのブランドストーリーを構築していきました。

プロジェクト説明資料

プロジェクト説明資料より抜粋(TDUB社提供)

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世界の潮流を事例から解説!PRのネクストトレンド
岩澤康一(Key Message International代表取締役)

国内/外資のファームでデジタル、グローバルな広報・PR経験を積んだコミュニケーションの専門家。TBSワシントン支局に勤務後、在シリア日本大使館広報文化担当官、日本国際問題研究所広報部長などを歴任。米アメリカン大学より国際平和紛争解決法修士号、早稲田大学よりジャーナリズム修士号取得。ハーバード・ビジネス・スクールでAIを学ぶ。日本広報学会理事。情報経営イノベーション専門職大学客員教員。弘前大学客員教員。著書に「世界標準の説明力 頭のいい説明には『型』がある」(SBクリエイティブ)。

岩澤康一(Key Message International代表取締役)

国内/外資のファームでデジタル、グローバルな広報・PR経験を積んだコミュニケーションの専門家。TBSワシントン支局に勤務後、在シリア日本大使館広報文化担当官、日本国際問題研究所広報部長などを歴任。米アメリカン大学より国際平和紛争解決法修士号、早稲田大学よりジャーナリズム修士号取得。ハーバード・ビジネス・スクールでAIを学ぶ。日本広報学会理事。情報経営イノベーション専門職大学客員教員。弘前大学客員教員。著書に「世界標準の説明力 頭のいい説明には『型』がある」(SBクリエイティブ)。

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