2026年3月25日から、首都圏の私鉄・地下鉄11社局54路線でクレジットカード等のタッチ決済による三井住友カードの提供する公共交通機関向けソリューショ「stera transit」、通称「クレカ乗車」の相互利用が始まった。
実施しているのは小田急電鉄、小田急箱根(箱根登山電車・箱根登山ケーブルカー)、京王電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道、西武鉄道、東急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東京都交通局(都営地下鉄)、東武鉄道、横浜高速鉄道(みなとみらい線)の11社局。関東エリアでは54路線729駅でクレジットカード等のタッチ決済による乗車が可能となった。
このサービス開始に合わせて始まったキャンペーンに、人気漫画13作品のキャラクターたちが登場。春と夏のキャンペーンでは、CMと各路線で展開されたOOHに登場し、話題を集めた。
登場する漫画は、『おやすみプンプン』『ガラスの仮面』『刃牙』『孤独のグルメ』『島耕作』『侵略!イカ娘』『東京卍リベンジャーズ』『のだめカンタービレ』『ひらやすみ』『BLUE GIANT』『ブルーピリオド』『めぞん一刻』『弱虫ペダル』の13作品。
\本日から渋谷と新宿に大集合!/
東京ゆかりのみんなが、
電車に揺られてどこへ行く…?🌸#クレカ乗車つながる!※駅及び、駅係員へのお問合せはご遠慮ください
※撮影の際は、周囲のお客さまへの配慮をお願いいたします https://t.co/0DElAfd7Tz pic.twitter.com/3siK7cp0hh— 三井住友カード (@smcc_card) 2026年4月6日
CMは、喜劇王として知られるエノケンこと榎本健一が歌った「東京節」をバックに、後楽園、秋葉原、元町・中華街など、それぞれの駅に縁のある主人公たちが登場する。それぞれが縁のある駅から電車に乗ってやってきたのは、桜が舞い散る花見スポット。そこで普段は会うことがないキャラクターたちが出会ったのである。
クレカ乗車「みんながつながる」篇
「クレカ乗車が首都圏の鉄道事業者11社局54路線で相互利用開始になる。ということを爆発的に認知させたい。というシンプルで強いオリエンでした」と、クリエイティブディレクター 尾上永晃氏。
「‟爆発的に“ という一文がものすごく刺激的で、生半可なことではいけないと思いました。また、ほぼ改札とレリバンシーの高いOOHに限るというのも刺激的。同じ媒体が繰り返し出ているのが個人的にあまり好きでないのもあり、好まれる爆発的とは何だろうと考えました」
路線の多さから、結構な物量となるであろうOOH。そのような状況であっても、鉄道利用者に飽きさせずに発話を促す必要がある。そう捉え直したときに思いついたのが、「東京近郊在住だったり由縁のあるキャラクターたちがクレカ一枚で動けるようになったことで自由に動いて、結果どこかで出会う」というストーリーだ。
「キャンペーン開始時期は春なので、花見に出かけるのはどうかと。地元駅では乗るところなので手元だけ、結節点となる駅では出会うキャラは出会っている。新宿・渋谷といった巨大媒体(かつ花見スポットが近いところ)では全員が出会っている。という流れにしました。
また、サイネージも多く用意されており、どう展開しようかと眺めていたら電車に見えてきました。画面を電車に乗っているキャラにして、サイネージのラッピングを電車そのものにすることにしました。とにかくたくさんのキャラたちが生き生きと移動する春を感じられる、あらたな幕開けとなるものにしたかったです」(尾上氏)
そのキャラが、路線を利用する人たちと同じ東京に住んでいて、本当に電車に乗っているように感じさせたい。そう考え、さまざまな情報を集めて、キャラクターたちがどこから出てどこへ向かうのがリアリティを感じるか、検証を重ねた。
「これまで漫画などキャラが出る作品の仕事をしてきた経験から、情報が一様でなく粒度が様々であることが発話をうむ実感があったので、かなりの種類のグラフィックやサイネージを制作しています。おそらくOOH史上最多の出し分けなのではと思っています。11社局と13作品なので、とにかくやりとりが複雑でヘビー級でした」
