競合の月見増は「うれしい」 マクドナルド「月見」35周年の狙い 塩﨑太智・佐々木舞香・宮﨑あおい、3人を別CMにした理由

日本マクドナルドは8月26日、秋季限定の「月見ファミリー」全8商品を9月2日から全国で販売すると発表した。1991年発売の「月見バーガー」は今年、35周年を迎える。新作の「炙り牛すき焼き風月見」や、夕方5時以降限定の「チーズチーズ倍月見(チーチー倍月見)」などを揃え、9月1日から3本のテレビCMを放映する。さらに、35周年企画の第2弾として新商品を準備しており、9月15日に情報を公開する予定だ。

外食各社が月見を冠した商品を相次いで投入する中、同社は競合の増加を月見商戦全体の広がりとして歓迎する。35年続く定番の安心感を保ちながら、朝食から夕食、間食まで接点を広げ、CMでは商品ごとに出演者の役割を分けた。

炙り牛すき焼き風月見「月見でたでた」宮﨑さん篇 30秒

チーチー倍月見「月見でたでた」塩﨑さん篇 30秒

月見スイーツ「月見でたでた」佐々木さん篇 30秒

月見商品増は「一緒に商戦を盛り上げたい」

競合が増える状況について、広報部マネージャーの北田七奈恵氏は「秋といえば、お月見をイメージした食べ物が出ることが、多くのお客さまに親しまれるようになった。マクドナルドとしてもうれしく、一緒に月見商戦を盛り上げていきたい」と話す。

同社が違いとして挙げるのは、35年間親しまれてきた定番としての蓄積と、幅広い客層や時間帯に対応する商品群だ。午前10時30分までの「月見マフィン」、日中から夜のバーガー、夕方5時以降の「チーチー倍月見」に加え、パイやシェイク、ナゲットソースも用意した。

北田氏は、食事だけでなく、小腹が空いた時にも選べる幅広い品揃えを、マクドナルドならではの特徴として挙げる。時間帯と利用目的を広げることで、月見という季節ブランドとの接点を増やす考えだ。

月見は、春の「てりたま」や冬の「グラコロ」と並ぶ大規模な季節プロモーションの一つだ。北田氏は9月の販売に一定の影響があるとする一方、同時期にはハッピーセットやスイーツなどの施策も重なるため、月見単体の寄与を切り分けることは難しいとした。

35周年でも“大きく変えない”

月見バーガーは2025年、トマトクリーミーソースを8年ぶりに刷新した。このため今年は再び商品を大きく変えるのではなく、35年間愛されてきた理由を振り返ることを重視した。35周年を今後の進化につなげる節目と位置付け、定番が持つ魅力に、今年ならではの新鮮さを加えたという。定番に対する顧客の期待を満たしながら、驚きや選ぶ楽しさを加えられるかを判断基準にした。

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