井村屋は8月31日、発売40周年を迎えた「たい焼アイス」と「BOXたい焼アイス」を8年ぶりにリニューアルした。希望小売価格は「たい焼アイス」が税込194円、「BOXたい焼アイス」が税込486円。シリーズの売上は2024年度に過去最高を記録し、2025年度も更新。年間出荷数は合計1730万匹を超えた。好調なロングセラーを変えた理由はどこにあるのか。
同社によると、2021年度の売上を100%とした場合、2022年度は113.9%、2023年度は118.7%、2024年度は141.2%、2025年度は146.9%。2025年度は2021年度比で46.9%増となり、4年連続で前年を上回った。売上が伸びた最大の理由を一つには絞っておらず、レトロブームに加え、新フレーバーの発売やPR活動など、複数の要因が作用したと分析している。
若年層より、60歳以上の購入が増加
2024年には、冷凍食品の「井村屋謹製たい焼き」と「たい焼アイス」を対象に、「井村屋レトロ たいやき喫茶キャンペーン」を実施した。購入者に抽選で、昭和レトロなデザインの「アデリアレトロ」のグラスなどをプレゼントし、商品の持つ懐かしさを打ち出した。同社は、こうしたレトロをテーマにした施策も売上伸長の一因となった可能性があるとみている。
一方、「レトロブームによって若年層の購入が増えたかどうかは分からない」とする。購入者は特定の年代に偏らず、幅広い層に分布しているという。年代別では、むしろ60歳以上の男女による購入が増加傾向にある。ただし、この変化とレトロブームとの関連性は確認できていない。
販売チャネルではスーパーが最も強い。売上増の要因について、同社は「BOXたい焼アイス」は1店舗当たりの売上増、「たい焼アイス」は配荷拡大(取扱店舗数の増加)の影響がそれぞれ大きいとみている。両商品は全国の量販店・スーパーと井村屋ウェブショップで販売する。
