【前回のコラム「「企業は動画をどう使えばいい?」——HIKAKINに聞きに行く(上)」はこちら】
左からHIKAKIN氏、須田伸氏
ステマをHIKAKINはどう考える
須田:
著名ブロガーをはじめ個人が影響力を持ってしまうと、どうしてもステルスマーケティング、いわゆる「ステマ」が切っても切り離せない問題として出てきます。HIKAKINさんはステマについてどう思っていますか?
HIKAKIN:
僕もよくステマだと批判されます(笑)
昔は少し気にしていたけど、ステマはやっていないので、今となっては勝手に言ってくれと思っています。僕が仕事の依頼をもらい始めた頃は、ちょうどブログでステマをやった芸能人が業界から干されるということが起きていました。なので、わざわざ言わないことでリスクを背負いたくないと思っています。
須田:
必ずスポンサーがいることを明示する?
HIKAKIN:
はい。もしかしたら視聴者は、スポンサーがいる動画だと面白さが減ると思ってしまうかもしれないけれど、隠して炎上する方が怖いです。なので、僕は企業からの依頼があったものは、「提供」や「キャンペーン」など、必ず伝えるようにしています。
正直、ステマの動画って、少し鋭ければ分かるじゃないですか。だから、今後もちゃんと提供ということを伝えていきます。
須田:
スポンサーのいる動画では、HIKAKINさんの実感として感じたことを伝えている?企業側からこういう感想を言ってほしいという依頼もあると思いますが。
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須田伸(フェイスブック執行役員 マーケティング本部長)
須田伸(フェイスブック執行役員 マーケティング本部長)
1967年、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1992年より博報堂制作局にてCMプランナー/コピーライターとして8年間勤務。ACC賞、日経広告賞、消費者のためになった広告コンクール金賞など受賞多数。1998年カンヌ国際広告祭ヤングクリエイティブコンペティションに日本代表コピーライターとして出場。2000年より2年間Yahoo!Japanに勤務し、初代Y Chat MCとして「インターネット市民集会 with 鳩山由起夫」など数多くのライブチャットイベントを企画実行。
2002年より2012年まで10年間、サイバーエージェントに勤務し、同社のブランドをアメーバに一新する。「サイバーエージェント/アメーバ」は、2008年度グッドデザイン賞を受賞。
勤務のかたわら日経ビジネスオンラインにて「Web2.0(笑)の広告学」を連載。2012年4月よりFacebookJapanに勤務。
著書に『次世代広告進化論』『次世代広告テクノロジー』『時代はブログる!』など。
須田伸(フェイスブック執行役員 マーケティング本部長)
1967年、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1992年より博報堂制作局にてCMプランナー/コピーライターとして8年間勤務。ACC賞、日経広告賞、消費者のためになった広告コンクール金賞など受賞多数。1998年カンヌ国際広告祭ヤングクリエイティブコンペティションに日本代表コピーライターとして出場。2000年より2年間Yahoo!Japanに勤務し、初代Y Chat MCとして「インターネット市民集会 with 鳩山由起夫」など数多くのライブチャットイベントを企画実行。
2002年より2012年まで10年間、サイバーエージェントに勤務し、同社のブランドをアメーバに一新する。「サイバーエージェント/アメーバ」は、2008年度グッドデザイン賞を受賞。
勤務のかたわら日経ビジネスオンラインにて「Web2.0(笑)の広告学」を連載。2012年4月よりFacebookJapanに勤務。
著書に『次世代広告進化論』『次世代広告テクノロジー』『時代はブログる!』など。
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