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斎藤工が見つめて、ささやく——日清食品の新商品プロモーション、海外でも話題に

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日清食品は、3月末に発売した新商品「カップヌードルライトプラス ラタトゥイユ/バーニャカウダ」のプロモーションを目的に、東京・港区の「表参道zero base」で、体験型イベント「日清 カップヌードルライトプラス ささやきLight+」を4月8日から13日の期間限定で実施した。

キャンペーン特設サイト。「きれいだよ」「斎藤工です」「大好きなんだ」「食べていきなよ」「キミのすぐそばにいるから」
——このサイトで聞くことができる斎藤さんの声も、耳元でささやかれるようなエフェクトがかかっている。

イベントには、新商品の試食スペースのほか、同商品のイメージキャラクターを務める俳優・斎藤工(さいとう・たくみ)さんと芝生で添い寝をしているような写真が撮れるフォトスペースや、ヘッドフォンを通じて斎藤さんの甘いささやきが聴ける体験ブースが用意された。

ささやき体験ブースでは、野菜をモチーフに装飾されたヘッドフォンを装着し、席に座ると目の前のモニターに斎藤さんの顔が出現。モニターの上には表情認識機能を搭載したセンサーが設置されており、体験者の表情に合わせて、ささやきの内容がさまざまに変わった。褒めてくれたり、甘くささやいてくれたり、あまり笑みがないときには「緊張しているの?」「もう少し笑って」など、ささやきの種類は30パターン以上。本当に耳元でささやいているかのような音声は、人間の耳と同じように立体的に音を再現することができる「ダミーヘッドマイク」を使い、斎藤さんが耳元5センチまで近づいた状態で録音された。

お湯を入れてから食べ終わるまでの全工程を、斎藤さんが画面の向こうから見つめ続ける。

新商品プロモーションとしては、同イベントのほか、テレビCMと特設サイト「カップヌードルライトプラス“みつめて Light+”」が展開されている。

特設サイトは、カップヌードルライトプラスを食べる際にアクセスすると、まるで斎藤さんと一緒に食べているような気分が味わえる。カップ麺が出来上がるまでの3分を斎藤さんと一緒に待ち、「アツアツだから気を付けて」と優しい言葉をささやかれ、画面の向こうからアツアツのカップヌードルライトプラスを「フーフー」される–斎藤さんの”胸キュン”アクションは50種以上のバリエーションがあり、「おいしかったら、キーボードで『おいしい』って打ってみて」と言われ、その通りに打ち込むと「でしょ!」と反応が返ってくるインタラクティブな演出もある。Webカメラが搭載されたPCでアクセスすれば、完食後に斎藤さんとツーショット写真を撮影し、SNSでシェアすることもできる。

テレビCM「農夫」篇

農夫役で出演した斎藤工さんの野菜頭(通称 ベジヘッド)姿がインパクト大のCM。お腹一杯食べる女性たちの食べっぷりを斎藤さんが「いい食べっぷりだ」と褒める。

「カップヌードルライトプラス」のターゲットは20~30代の女性。カロリー・脂質を抑え、麺には食物繊維を練りこみ、具材には野菜を多く盛り込んだほか、すすらずに食べられるよう麺の長さはカップヌードルの半分程度にするなど、女性が手に取りやすいよう配慮されている。とは言え、カップ麺というジャンルは女性が一人で食べるには抵抗がある。そこで、女性を中心に人気の高い斎藤さんを起用、女性の食べる姿を褒めることにより、カップ麺を食べる女性の背中を押すようなコミュニケーションを設計した。担当広告会社は電通

R/GA FutureVision「Nissin Offers Virtual “Date” For Ramen Lovers」

同キャンペーンは、海外でも注目を集めている。インタラクティブ領域に強みを持つ米国の広告会社 R/GAで、世界の広告・コミュニケーションの最新潮流をウォッチしている部門「FutureVision」のポータルサイトで注目事例として紹介されているほか、「Mashable」や「ROCKET NEWS」(英語版)などWebメディアを中心に取り上げられた。


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