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ロボット専門の新会社 ワン・トゥー・テンホールディングス

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ワン・トゥー・テン・ホールディングスは10日、ロボットテクノロジー専門の子会社「ワン・トゥー・テン・ロボティクス」を9月1日付で設立したと発表した。ソフトバンクの対人コミュニケーションロボット「ペッパー(Pepper)」を中心に、人との会話を担うソフトウエアやコンテンツの開発に注力する。社長にはワン・トゥー・テン・デザインの長井健一・最高技術責任者が就く。拠点は東京・品川と京都市で、資本金は1000万円。

ソフトバンクは10月1日、法人向けにペッパー本体と接客用・分析用の各アプリ、サポートとメンテナンスを一括提供する「Pepper for Biz(ペッパー・フォー・ビズ)」を始める
(写真は、月刊『販促会議』2014年8月号掲載)

2013年1月からスタッフ10人ほどでペッパーの開発に携わってきたが、組織を整えて機動性を高め、コミュニケーション用ロボットの需要拡大に臨む。これまでの実績を踏まえ、電通とも業務提携した。ペッパーをテレビCMに出演させ、店頭でも消費者がCMと同じ体験をできるようにするなど、マス広告との連携も視野に入れる。

経済産業省とNEDO※の2012年時点の推計では、生活空間で稼働するロボットの需要は2020年に1兆241億円規模に成長する。25年には産業用を上回る見通しだ。人との対話が重視されそうな分野を少なく見積もっても、「2020年時点で6000億円規模には拡大するのではないか」と長井氏は見る。「当面はソフトウエア部分での開発が続くと思うが、将来的には、ロボットそのものの開発にも着手したい」(同)

※NEDO:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構


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