SNSでのプライバシー対策、23%が「気にしていない」「わからない」——。モジラ・ジャパンが27日発表した、インターネットを使う際のプライバシー意識調査で、ネット利用者はプライバシー保護を気にかけてはいるものの、具体的に対策を講じている人は少ないことが分かった。
インターネット利用者は、ふだんの生活以上にネット上のプライバシーを気にしていることがわかった。ふだんの生活全体で「プライバシーをとても気にしている」人が15.2%だった一方、ネット利用時には、「プライバシーをとても気にしている」が23.1%と高くなった。
プライバシー保護の対策について、「気にしていない」「わからない」と答えた人が多かったのは、「ソーシャルメディアのプライバシー設定」の23.0%。次に、「家族や他人との端末共有に対する対策」の20.7%、「アプリのインストール」についての16.5%だった。
ネット上の行動を追跡し、その情報を活用して広告などに利用する「オンライントラッキング」について、「知らなかった」人は66.1%だった。「トラッキングされたくない」と答えた人は70%を超えた。「トラッキングによってインターネットが便利に使えるので、歓迎する」と答えた人は2%だった。
日本全国の10歳代から60歳代以上までの男女1236人がアンケートに回答した。モジラ・ジャパンは、Webブラウザ「Firefox」を運営するモジラ財団の日本支部。
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