【前回記事】「SMAP生会見がきわめてソーシャルテレビ的現象だった件(加えて動画配信どうなのよ)」はこちら
テレビは見られていないけど、テレビは見られている
“若者のテレビ離れ”の話はすでに何度も語られてきました。もう、ちょっと飽きてきましたよね。私もこの連載で何度か「テレビのおばさん化」を訴えましたが、自分でも飽きてきました。もうわかったよ、おれ。言わなくていいよ、おれ。
一方で、AdverTimesの12月の記事で大学生が座談会形式でテレビ視聴について語っていたのがあって面白かったです。
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普通の大学生に聞いてみました。「普段、テレビ観てますか?」
大学生がいかにテレビを見ていないか。よーくわかりました。中でも「逆に一周回って、テレビを観ている奴のほうが尖っているやつのような気がしてきた」という発言には、そこまで言われないといけないのかテレビは、と苦笑いするしかありません。
そう、テレビは見られてない。やっぱり若者のテレビ離れは今そこにあるのですね。飽きたと言いつつ、また言っちゃってますが。
一方、先日ある若者と話していた時のこと。彼はご多分に漏れずテレビを持っていないと言うのですね。いまさら珍しくもないですが、じゃあテレビ見てないんだね、と念を押すつもりで言ってみました。ところが彼はこう言うのです。
「でも、テレビ観てます!『アメトーーク!』大好きです!」
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境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
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