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「ユニクロの仕事に携われて幸せ」――ヤフーアワード贈賞式開く

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企業の部でグランプリに輝いたユニクロの制作スタッフ

ヤフーは25日、インターネット上の優れたコンテンツや広告を顕彰する「Yahoo!JAPAN インターネット クリエイティブアワード」の贈賞式を都内で開催し、受賞作品を発表した。グランプリは「企業の部」がユニクロの創業60周年を告知するブログパーツ「UNIQLO LUCKY SWITCH」、「一般の部」がiPad(アイパッド)発売当日にiPadを用いた手品を披露した動画「iPad magic」(制作者=内田伸哉氏)に決定した。

「UNIQLO LUCKY SWITCH」は、海外の広告賞でも多数入賞している作品。このブログパーツが設置されたサイトでスイッチを押すと、サイト上の画像がすべてユニクロのグッズが当たる「ラッキーくじ」に変わる。特別審査員の内山光司氏(GT)は「画像をすべてジャックするという大胆な発想で世界中のクリエーターを驚かせた。ブログパーツを使った企画の中でも歴史に残る、エポックメーキングな作品」と講評を述べた。

ユニクロの松沼礼氏は「創業60周年を祝して、革新的な企画で世界中の人々にユニクロというブランドを知らしめたかった」と企画の意図を説明。「今後も世界中に店舗を増やしていく上で、Webはグローバルで垣根がないからこそ、もっとコミュニケーションを広げていきたい」と展望を語った。「広告の作り手として、ユニクロの仕事に携わることができるのは幸せなこと」と話したのは、クリエイティブディレクターを務めた電通・中村洋基氏。この10年でユニクロのブランド力が飛躍的に向上した点に触れ、「優れた商品力と基本コンセプトが確立されていたからこそ、あとはブランディングにつながる広告宣伝を必要としてくれていた。何より、(ユニクロは)Webを信じてくれていて、僕はそのような状況に混ぜてもらえただけ」と話した。

同賞は今回で5回目。「企業の部」「一般の部」内にそれぞれスマートフォン部門を新設した。