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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

宇宙に行くと重力がなくなるので、“拠りどころ”や“落ち着き”がなくなる?(ゲスト:野口聡一さん)【前編】

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【前回コラム】「情報を浴びながらアウトプットする。実践中の“21世紀の新しい働き方”とは?(ゲスト:堀江貴文さん)【後編】」はこちら

今回のゲストは、過去に2回、宇宙へ行った野口聡一さん。宇宙船での生活の実態や地球はどこまで見えるのかなど、素朴な疑問にトコトン答えていただきました。

今回の登場人物紹介

左から、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)、野口聡一、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)。

※本記事は4月2日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

スペースシャトル育ち(!)の野口聡一さんがゲスト

中村:今夜も豪華なゲストをお迎えしています。ホリエモン、広瀬すず、ときて、今夜のゲストはJAXA宇宙飛行士グループ長で、宇宙探検家協会会長、宇宙飛行士の野口聡一さんです。よろしくお願いします!

野口:こんばんは。よろしくお願いします。

澤本:ついに宇宙だよ、僕たち。

中村:そうです、広瀬すずから宇宙まで来ました。

権八:すごいねぇ。野口さんに来ていただいて。感慨深いですね。

中村:早速ですが、毎回ゲストの方にお願いというか、ムチャブリをしている20秒自己紹介というのがありまして、これをお願いできればと思っています。

野口:わかりました。CMプランナーの野口として(笑)、バシッと決めたいと思います。

中村:さっきもおっしゃってましたもんね(笑)。では、準備はいいでしょうか?

野口:これは20秒でバシッと決めないと、即収録打ち切りという? そういう感じ(笑)?

権八:そういうルールはなかった(笑)。面白いかもしれない。

野口:緩く、わかりました。目標20秒という感じで。

中村:では、よーい、スタート!

野口:スペースシャトルで育ち、ソユーズ宇宙船を極めた男が三度、宇宙に行きます。日本の代表、アジアの代表、そして世界の代表として。ワンフォアオール、オールフォアアース。野口聡一です。

一同:すごい!

中村:こんなキャッチコピーを考えてくださって。

野口:ありがとうございます。これでもう今日は帰っていいぐらい(笑)。これを3回ぐらいリプレイで使っていただいて。言いたいことはだいたい言ったので。

澤本:ワンフォアオール、オールフォア「アース」。かっこいい。

野口:あれはearth music&ecologyを絡めている(笑)。CMプランナーですから。

権八:面白い!

澤本:これで宇宙飛行士さんだからね。この方は宇宙へ行ったんだよ。

権八:しかも何度か行かれてますよね?

野口:そうですね、もともとスペースシャトルの時代に選ばれて、アメリカにすぐ行って、アメリカ人と一緒に訓練を受けて。子どもの頃から白いスペースシャトルが大好きだったので、最初の宇宙飛行はスペースシャトル・ディスカバリー号に乗りました。2005年でしたね。アメリカから打ちあがり、宇宙ステーションにドッキングして、2週間の宇宙の旅で船外活動を3回ほどやらせていただいてから、青いカリフォルニアの空に舞い降りてくると。滑走路に降りてくるというのが1回目。非常に華々しいミッションでした。

2回目は打って変わって冬のロシアの凍てつくような大地からソユーズロケットという小さなロケットのカプセルに乗って宇宙ステーションに行き、今度は半年間、宇宙で暮らして。宇宙でいろいろな科学実験をやりました。無重力空間を使っての実験や宇宙から子どもたちに語りかけるような、そういうことをやっていて。半年間、宇宙に暮らしながら、宇宙に住むということは何なのかと。宇宙を使うということはどういうことかを体験してきた、ということでございます。

権八:日本人としては宇宙にいた期間が最長ですよね?

次ページ 「宇宙の日常生活では、洗濯を一切しない!?」へ続く