6月18日から開催される第 63回「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」で、電通は今年3つのセミナーを開催する。
そのうちの一つ、Dentsu Lab Tokyoのセミナーに、ミュージシャン、作曲家、プロデューサーとして知られるブライアン・イーノ氏がスペシャルゲストとして登壇。イーノ氏からオファーを受けて、Dentsu Lab Tokyoが制作したミュージックビデオを初公開する。
Dentsu Lab Tokyo は機械知能(MI)が、いかにして人間のようなクリエイティビティを獲得することができるかという可能性を追求するプロジェクトを実施。その結果、イーノ氏の最新ソロアルバム『The Ship』(2016年4月リリース)のタイトル曲に合わせたユニークな自動生成映像が制作された。
「Creativity Through Machine Intelligence: A Conversation with Brian Eno」と題されたセミナーでは、山本浩一氏が登壇。本映像の世界公開に先駆け、プロジェクトの背景や制作におけるチャレンジについて解説するという。
ブライアン・イーノ氏は、U2、デヴィッド・ボウイ、COLDPLAY、トーキング・ヘッズなどのプロデューサーとして知られるのみならず、作家、現代思想家、政治活動家としても活躍。音楽キャリアと並行して、光や映像を駆使した実験的なビジュアルアーティストでもある。Windows 95の 6 秒の起動音の制作、Bloom や Trope、Scape といった数多くの音楽自動生成アプリなども手がけている。
同セミナーは、19日(日)16時45分(フランス時間)より開催される。なお、電通はカンヌライオンズ期間中に上記セミナー他、アートディレクター 八木義博氏による「Thinking Design(デザインで考える)」、Dentsu Venturesの笹本康太郎氏による「Redefining Creativity, Reinventing Agency Business(クリエーティビティーを再定義し、エージェンシービジネスを改革する)」という3つのセミナーを開催する。
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