世界最大規模を誇るテクノロジーの祭典、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)が、米国・ラスベガスで始まりました。すでに、多くのメディアから発信されるCESのニュースに触れた方も多いのではないでしょうか。今年で50周年を迎えたCESは、3800社以上の出展、世界150カ国以上の国から16万5000人以上の参加を見込む巨大なカンファレンスです。今年も、“アドタイ”な視点で現地から森直樹がレポートします。
マーケターは、CESに注目するべきなのでしょうか?
答えは「Yes」です。
特にテクノロジー業界にいるわけではない。情報システムを担当しているわけでもない。最新のガジェットにも興味はない…。そんな、CESに興味をあまりお持ちでないあなたも、この「アドタイ」を読んでいるということは、何らかコミュニケーション領域や、マーケティングに関わっていらっしゃるとのだ思います。そうであれば、少しだけでもCESに興味を持たれることをオススメします。なぜならCESで発信される多くの情報からは、これから世の中が、テクノロジーによりどのように変化をしていくのか?その示唆を得られるからです。
日本で多く発信されているCESに関係する記事は、最新の家電、コネクテッドカー、自動運転、魅力的な新しいガジェットなどがほとんどです。しかし実際には、IoT、AI、ビックデータ、モバイルの未来、次世代メディアの動向と、それらのビジネスモデル、ライフスタイルなど影響など、たぶん読者の皆さんの日常のマーケティング活動に対しても多くの示唆を与えてくれます。
まずは、最初のキーノートに注目!
初日のキーノート(基調講演)にはメッセージがあります。これまでも、スマートテレビ、モバイル、IoTその年のテクノロジートレンドを反映するキーワードが発信された、注目のセッションなのです。さて、そのキーノートですが、今年はNVIDIAが担いました。