読売新聞社は、女性向けサイトの草分けとして知られる「大手小町」を4月に全面リニューアルする。30代の働く女性をメインターゲットに据えたコンテンツを揃え、写真などビジュアルを前面に配したサイトデザインに一新。サイト名は「OTEKOMACHI」とローマ字表記にし、イメージの一新を図る。
大手小町は1999年、ニュースサイト「YOMIURI ONLINE(ヨミウリ・オンライン)」内に開設された。読売新聞の「家庭とくらし面」「家計面」の記事を中心に、幅広い層に向けたコンテンツを配信してきた。中でも1日4000件の書き込みが寄せられるという掲示板「発言小町」が有名。大手小町のアクセス数は月間1億4300万PV(2016年9月、同社調べ)。
リニューアル後は、「インタビュー」のほか「美容・ファッション」「癒し」「旅・地域情報」「占い」「特集」の6つのカテゴリーを設け、働く女性の関心に合わせた記事を配信する。SNSアカウントもスタートさせる。「発言小町」も継続させる。
「硬軟取り混ぜたニュースを含むオリジナルコンテンツの充実やSNS強化などを通じて、ニュースとのタッチポイントを増やし、読みたくなるニュースとは何かを共有して考える、その一歩だと思っています。本紙の編集局や関連会社とも連携し、新聞社が発信する女性ニュースサイトとしての存在感を高めていきたい」(大森亜紀編集長)
サイトリニューアルに合わせ、広告メニューも一新する。記事風のスポンサードコンテンツやカテゴリーへの協賛、月替わりの特集に協賛するパッケージなどを設ける。広告コンテンツの作成にはライターやデザイナーからなる広告局内のクリエイティブチームが担当する。
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