ファーウェイが描くオールコネクテッド戦略
5月10日、華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は都内で記者発表会を開き、新たに発売するPCやタブレットを発表した。
華為(ファーウェイ)は、Bto C事業では2017年度スマートフォン出荷台数・シェアでサムスン、アップルに次ぐ世界第3位を築くメーカー。発表会当日はファーウェイ・ジャパンから端末統括部 プロダクトソリューション統括部 本部長の楊勇(ヤン・ヨン)氏、今回の新商品の音響システムを共同開発したDolby Japan 代表取締役社長の大沢幸弘氏が登壇。さらに、プレゼンターにフリーアナウンサーの皆藤慎太郎氏を迎え、スマートフォンで培った知見を集約したという新製品のノートブックPCとタブレットを披露した。
発表されたのはノートブックPC『HUAWEI MateBook X Pro』(6月15日発売)と『HUAWEI MateBook D』(5月18日発売)、タブレット『HUAWEI MediaPad M5 Pro』『HUAWEI MediaPad M5』の4製品。
ファーウェイの楊氏は「IoTが急速に浸透するにつれ、消費者は個人のコミュニケーション、家庭内でのエンターテインメント、スマートオフィス、そして屋外でのスポーツ、こういったさまざま場面においてシームレスなスマート体験が必要になります。たとえば、オフィスで仕事をしているときに使用していたファイルや動画を、外出先の屋外でもスマホを使って同じように作業が続けることができ、さらに帰宅してからもタブレット端末をに使って作業を続けたりできる状況をシームレスと呼んでいます。当社のビジョンとしてはこうしたデジタルライフを家庭や組織にお届けしてオールコネクテッドシーンを実現していきたいと考えています。PC製品はこういったオールコネクテッド戦略の中で、非常に重要な製品ですので今後も力を入れて投資を続けていきます」と今後のPC製品開発への意気込みを述べた。
今回、発表された新製品『HUAWEI MateBook X Pro』にはファーウェイのスマートフォン分野の知見だけが詰め込まれているわけではない。スピーカーなどオーディオ・システム部分をDolbyと協力して開発しており、Dolby Japan代表取締社長の大沢幸弘氏は「この製品は確かにDolby Atmos®(Dolby独自のサウンド・システム)対応製品ですがそれだけではないんです。このオーディオ・システムそのものをファーウェイとDolbyが共同開発しました」と話した。スピーカーは合計4基を搭載し、没入感があふれる仕上がりになっているという。
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