【前回記事】「坂井直樹×廣田周作 ニューノーマルの「好奇心とイノベーション」(前編)」はこちら
コンセプターの坂井直樹さんが、将来を見通した展望を持つビジョナリーたちと対談した書籍『好奇心とイノベーション~常識を飛び越える人の考え方』(宣伝会議)の発刊を記念し、B&BにてHenge Inc.の廣田周作さん(『SHARED VISION』著者)との生配信トークイベントが行われました(5月27日)。激動の時代を迎え、既存の常識が通用しにくくなった現在、新しい日常をどのように前向きに過ごしていけばいいのか。本記事では、イベントの様子をレポートします。
リモートワークで最も必要なスキルは?
坂井直樹氏
廣田:
リモートワークが快適過ぎて、出社がつらい、っていう意見が来ています。
坂井:
面白いのは、リモートになると能力のない人が発見しやすいんですよ。アウトプットが見えるから。会社でみんなとつるんでいるほうが、誰の成果かわかりにくい。リモートで業績を上げてちゃんとレポート出して、俺は超頑張ってるぞって言い張れば在宅OKになるはずですよ。
廣田:
確かに、リモートワークになると、なんとなくかけ声をあげているだけの人とか、そういう人たちが可視化されちゃいます。
坂井:
働いてるふりするのうまい人とかね。
廣田:
ある種、恐ろしい話ですね。
坂井:
面白いスクリーニングだと思いますよ。
廣田:
リモートの働き方で必要なスキルってなんでしょうか。
廣田周作氏
坂井:
先ほどリモートトラストの話をしましたが、会わずに電話1本で商談をまとめられること。もちろんZoomでもいいんですよ。貴重な営業能力になりますよ。菓子折り持って行ったりして、いいスーツ来て、会社訪問する。それが一番マナーのいい方法だっていうのが従来の概念だけれど、そのことはもう関係なくなりました。今はアポを取ると、Zoomでやりましょうよって言ってくれるようになって、僕はうれしいです。

