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グランプリはアイセイ「キャッツアイセイケース」、第12回販促コンペ贈賞式開催

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宣伝会議は2020年9月11日、効果的なプロモーション企画の公募賞「第12回 販促会議 企画コンペティション」(販促コンペ)の贈賞式を都内にて開催。アイセイの「カラーコンタクトレンズを正しく使うことが楽しく思える」の課題に対して応募された「キャッツアイセイケース」が、グランプリを獲得したことを発表した。

(写真左から)審査員の井上忠司氏、審査員長の嶋浩一郎氏、グランプリ「キャッツアイセイケース」を企画した藤巻百合香氏、菅原由佳氏、 審査員の長田麻衣氏。

「販促コンペ」は、マーケティング・プロモーションの専門誌「月刊販促会議」が2010年7月、プロモーション手法の創造とさらなる進化、ならびに企画力に優れた人材の発掘・育成を目的としてスタートした。12回目となった今回は、キリンホールディングスや、クレディセゾン、ZOZO、ロッテ、など24社が、自社の商品やサービス、施設などの計25のプロモーション企画を公募。応募総数は過去最高の6139点に上った。

今回グランプリを獲得した「キャッツアイセイケース」は、コンタクトレンズのケースにブラックライトの機能をつけて、洗浄後のレンズの汚れが落ちているかが目で確認できるという企画。アイセイの提示する「カラーコンタクトレンズを正しく使うことが楽しく思える」課題と、「洗浄が面倒くさい」というユーザーの課題を楽しくシンプルに解決できる点が評価された。

企画者の藤巻百合香さん、デザインをした菅原由佳さんは「自身がコンタクトを使っていく中で洗うのが面倒くさいと感じていて、それを解消したいと考えたのがこのアイデア。自分が欲しいと思うアイデアを考えられて、楽しい企画でした」と喜びを口にした。

審査員長の嶋氏による、「第12回販促コンペ」の総評は、次のとおり。

「この賞はアイデアイズキングです。立場関係なく、どう人を動かすのかを考えていきます。リアリティや、インサイト、フィジビリティなども見ていますが、一番大事なのはクリエイティビティ。なるほどその手があったかと思えるか。今回のグランプリはメーカーの方は発想しない企画だと思います。コンタクトレンズを猫の目にして確認するというアイデアは、まさにその手があったかという内容でした。外から見ているプランナーだからこそ考えられた企画です。新型コロナウイルスによって世の中が変わっていますが、新しいインサイトが次々生まれるオポチュニティと捉えることもできます。プランナーたちは、生活者のインサイトが生まれるのを先回りして見つけないといけません。これからもイケてるアイデアを考えていきましょう」。

グランプリに準じる「ゴールド」(金賞)は2本、「シルバー」(銀賞)は3本が入選した。課題提示企業と企画名は次のとおり(五十音順)。

■グランプリ

・アイセイ「キャッツアイセイケース」

■ゴールド

・ZOZO「SET BACK」
・ヤフー「PayPayこどもフリマ」

■シルバー

・東亞合成「瞬間予防アロンアルフアコーティング」
・西日本旅客鉄道「こども特等席」
・ヤフー「実質3.5万円のお引越し」

審査講評や最終審査会などの詳細は月刊『販促会議』11月号(10月1日発売号)にて掲載いたします。どうぞご覧ください。