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「マスキング効果」で店舗内の大声を抑制? USENがBGM活用の感染対策の可能性を発表

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USENは「安心・安全な店舗運営のための店内音楽(BGM)」に関して、同社の持つ技術をまとめ、公表した。

飲食店や複合施設、小売店など、多くの店舗で流すBGMとしてさまざまな音楽配信・コメント配信サービスを提供しているUSEN。

今回の発表では、同社の持つ技術を組み合わせ、音楽配信およびコメント配信サービスにおいて音量を適切なボリュームに設定することで、雑音や他人の会話などを音楽で緩和する「マスキング効果」を創出。

マスキング効果により、必要以上に大きな声で会話することを抑制するなど、感染対策としても活用できると述べられている。

BGMは音量が大き過ぎると不快音になる可能性があり、小さすぎると話し声や騒音・雑音に掻き消されてしまう。マスキング効果を十分に発揮するには、最適な音量調整が重要になってくる。

USENでは、2011年より、人の聴覚の特性に合わせて音量の統一を図る「ラウドネス(ITU-R BS.1770)」という音響技術を配信サービスに取り入れ、音量の統一を行ってきた。

ラウドネスにより、どの番組を聴いても、音量差を気にすることなくサービスを楽しめる(※ラジオの中継サービスは除く)という。

また、一曲の中でも音の大小の幅が大きい楽曲では、独自の技術により、自然に楽曲のイメージを損なうことなくその幅を狭め、BGMとして聴きやすいように調整している。

ある楽曲をUSENとCDで流した場合の比較

音の大小幅の調整イメージ

これらの技術により、USENでは店舗BGMにおける音量を適切に調整し、マスキング効果を生み出しているという。