「ファクト・フルネス」と「コンプライアンス」。この2つは、従前から特にメディア業界ではその意識付けが求められてきました。
しかし、今はメディア企業のみに課せられるものではありません。なぜでしょうか。
多くのビジネスパーソンが消費者や顧客、取引先など様々なステークホルダーとやり取りし、仕事を進めています。そんな中、例えば自社のオウンドメディアの運営担当になり、記事を配信したものの、裏取りが不十分なため、意図せずフェイクニュースを流してしまった…。はたまた、“中の人”が悪意なく差別・不快語をつぶやいてしまったがため、炎上するなど、そのリスクは年々高まるばかりです。
つまり、昨今の環境変化から、「ファクト・フルネス」と「コンプライアンス」の徹底は、あらゆるビジネスパーソンに必須のものとなっているのです。
そこで、バラエティやドラマなどジャンル問わず、様々なテレビ番組の事前調査を行う「テレビリサーチャー」の高橋直子氏が、その2つの重要性を、自身の経験に基づき、語ります。
第1回のコラムは4月30日掲載予定です。どうぞご期待ください。
高橋直子(テレビリサーチャー/明治学院大学国際学部付属研究所 研究員)
1972年、秋田県生まれ。國學院大學文学部を卒業後、1998年からテレビリサーチャーとして、テレビ番組制作に関わる。また、2007年から同大大学院文学研究科でメディアと宗教をテーマに研究し、博士課程後期修了。博士(宗教学)。近著に『オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析』(青弓社)、『テレビリサーチャーという仕事』(同)。共著に『バラエティ化する宗教』(同)、『神道はどこへいくか』(ぺりかん社)など。
「“裏取りのプロ”テレビリサーチャーが語る『ファクト・フルネス』と『コンプライアンス』」バックナンバー
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