『週刊新潮』の中づり広告が9月30日発売の10月7号で出稿終了となった。
版元の新潮社はことし8月、駅構内売店の減少や、スマートフォンの普及で、「電車内で広告を見て、売店で雑誌を買う」という販促効果が薄れてきたことを受け、中づり広告の出稿を終えることを発表していた。ライバル誌の『週刊文春』も8月26日号で中づり広告の出稿を止めている。
『週刊新潮』が中づり広告を始めた時期についての記録は残っていないものの、新潮社によると、遅くとも1960年には掲出していたという。『週刊新潮』の創刊は1956年。
中づり広告最後の号となった10月7日号では、五木寛之、北方謙三、古市憲寿ら三氏が「『中吊り』文化の考察」としてエッセイを寄せた。カラーグラビアのコーナーでも「『中吊り広告』のある風景」として、これまで出稿した広告の一部を掲載する。
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