村田製作所(本社・京都府)は12月26日、京都錦市場におけるスマート商店街の取り組みを、京都錦市場商店街振興組合と共同で実施すると発表した。商店街の混雑度と喚気を見える化するもので、これにより来街者の利便性向上を目指したい考え。
この取り組みでは、CO2濃度をリアルタイムに分析する同社のソリューション「AIRSual(エアジュアル)」を商店街に設置。また、人流センサを導入し、指定範囲にいる人の移動方向や人数、平均滞留時間を検知。画像はセンサ内部で処理され録画や保存はされない仕組みで、プライバシーが守られるよう配慮する。
CO2濃度や混雑度のデータは、デジタルサイネージに表示し、さらにイベント情報や食べ歩き禁止などの注意事項の表示も行う。
村田製作所と錦市場商店街では、2021年12月~2022年3月エアジュアルを用いた実証実験を行っており、CO2濃度を測定し、根拠に基づき適切な換気する取り組みを実施していた。
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