今回はロート製薬 「メラノCC Men」の「男性がスキンケア感覚で美容液を使いたくなるアイデア」についてのオリエンテーションです。課題詳細ページは
ロート製薬は1899年に創業した124周年を迎える企業です。創業当時は「万病のもとは胃にある」と考え、胃腸薬の販売から始まりました。1900年代初頭に入ると、衛生環境が整っていなかったために目の感染症が増え、失明してしまう方も多かったといいます。
そんな方々を救いたいとの思いから、点眼薬「ロート目薬」を発売。それからは、お客さまのニーズを捉えながら製薬会社ならではの効き目にこだわった商品ラインナップを展開しています。
ロート製薬、売上の6割がスキンケア事業に
私たちは「一人一人に寄り添い、つながる商品」というコンセプトのもと、目薬はもちろん、「メンソレータムAD」「メディクイック」といった皮膚用薬、「防風通聖散」「パンシロン」などの内服薬、「ドゥーテスト」などの検査薬をOTC(一般用)医薬品として揃えています。
近年では、スキンケア事業の売上が全体の約6割を占めるまでになりました。これにはスキンケア市場が年々拡大を続けていることに加え、男性においてもスキンケアをする人の割合が増えてきたことが影響していると考えています。
実際、当社で行った調査結果によると、清潔感を大切にする男性の割合は82%、身だしなみに気を使っている男性は73%と非常に高い数値になっており、「男性も美容にこだわるべき」と考える方は63%、「将来の肌のために今現在努力している」という方は半数以上もいらっしゃることがわかっています。
実際の男性のスキンケア実施率を見ると、洗顔が60%、化粧水の使用が約40%、乳液の使用が約28%となっており、この上昇傾向は引き続き続くものと考えています。
また、男性の「肌の悩み」に関する回答結果を見ると、シミの悩みは年齢を重ねるごとに上昇。30代では約25%、40代では3割を超え、ピークを迎えます。