目指すは「あぶらとり紙」の“脱観光依存”「普段使い」にフォーカス(國枝商店)/販促コンペ・企業オリエン

このほど実施された「第15回販促コンペ」課題協賛企業のオリエンテーションから、ここでしか読めない、より詳しい内容をお伝えしていきます。販促コンペ応募期間は6月6日13時まで。公式サイトはこちら

今回は國枝商店の「よーじやを『あぶらとり紙だけのお店』と思わせないためのアイデア」についてのオリエンテーションです。課題詳細ページはこちら

 

よーじやグループは1904年に創業。2024年で創立120周年を迎える企業です。代表取締役社長が2020年に代替わりし、現在5代目の國枝昂が指揮を執っています。

1904年の創業当初、初代・國枝茂夫は大八車で市中を売り歩き、化粧品や日用品を販売していました。“よーじや”という社名は、大八車で商品を売り歩いていた頃、当時「楊枝(ようじ)」と呼ばれていた歯ブラシを取り扱っていたため、「楊枝(ようじ)屋さん」と呼ばれていたことから名付けられています。

平成初期には、ドラマ『家政婦は見た!』の作中であぶらとり紙を使用しているシーンが放映され、知名度が一気に上昇。一時は京都の店舗で入場制限を行うほどの賑わいを見せていました。

ドラマの放送以降、メディアでしばしば取りあげられるようになり、1998年にはあぶらとり紙の売上が全体売上の7~8割に。その後、海外への展開やカフェの開店などの直営店を15店舗ほどの出店をしました。

コロナ禍で売上が激減し、ブランドの方向性を転換

ここからは、現在のよーじやの取り組みについて説明します。

コロナ前の当社は売上の多くを国内観光客や海外旅行客に依存してしまっていたがゆえに、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けました。旅行が自粛指定されると同時に、売上が減少してしまいました。

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