※本記事では月刊『広報会議』2024年3月号(2月1日発売)に掲載した連載企画「周年イヤーの迎え方」の一部を転載しています。
2023年6月20日、養命酒製造が創立100周年を迎えた。周年期間は、同社が次の100年に向けた礎として練り上げた「第6次中期経営計画」と同じ2027年3月までとしている。
100周年プロジェクトのスローガンは「絆を結び、未来を創る」。
「コロナ禍によって分断されてしまった絆を結び直し、また新たな絆を結ぶことで、未来へ、次の100年に向けた一歩を踏み出したいという想いを込めました」と語るのは、同社の100周年プロジェクトで責任者を務めた人事総務部長の清水政明氏。
地域の未来につなげる寄付
「『ありがとう』を伝える100周年にしたい」という想いのもと、同社が初めて取り組んだ施策が、ゆかりのある地域への寄付だ。工場のある長野県駒ヶ根市、創立の地である長野県中川村、そして長野県に総額2100万円を贈呈した。「これからの100年を担う若い世代の教育や子育て分野で役立ててもらえたらという想いで、各自治体とご相談しながら支援先を決めていきました」と人事総務部の五十嵐一石氏が説明する。
同じく地域貢献活動の一環として、駒ヶ根市の障がい者支援施設「長野県西駒郷」の「信州まめ匠」が製造・販売する焼き菓子を記念品として、社員へ配布し、好評を博したという。
また、100周年記念サイトは周年イヤーが始まった1月に先行公開し、創立記念日である6月20日にグランドオープンという2段階構成で展開。「1月は記念ロゴとスローガンに、100周年にまつわる告知要素というシンプルな構成で公開しました。そして、創立記念日に代表挨拶と当社の歴史をまとめた100年の歩み、養命酒事業に次ぐ柱となる『くらすわ』事業の紹介と社員へのインタビューを公開しました」と経営企画部の岩渕由香利氏は話す。
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広報会議2024年3月号
- 特集1
- 話題を生み出す
- 「情報発信のアイデア」
- ・2024年のメディアの関心を知る
- メディア注目のキーワード45選
- 座談会①
- ・高まる人々の「セルフケア」意識
- 新しい自分を発見するサポートが鍵
- ミズノ×Greenspoon×博報堂
- 座談会②
- ・新たな働き方に関する広報
- 制度導入時は背景をいかに語れるかが鍵
- スター食堂×日本交通×りそなホールディングス
- 特集2
- 事例に学ぶ
- 「マーケティングPR」
- ・永谷園「パキット」
- ・ドリームズ「ふんばるず」
- ・KURAND「酒ガチャ」
- ・ヤッホーブルーイング「隠れ節目祝い by よなよなエール」
- ・森永乳業「クラフト 魚Chee」
- ・西染工「今治のホコリ【着火剤】」
- ・ファミリーマート「生コッペパン」
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