米調査会社エジソン・リサーチは3月28日、主要ソーシャルメディア(SNS)の直近3年間の利用者推移で、「X(Twitter)」は前年比8ポイント減の19%との推計を発表した。24年1月に調査した。

23年から24年にかけて利用者が減ったのはほかに、「Discord」が同比4ポイント減の16%、「Pinterest」が同比3ポイント減の28%、「Snapchat」が同比2ポイント減の25%だった。
「Facebook」は23年から2ポイント増の63%で利用者数では最多。「Instagram」は前年と同じで44%、「TikTok」は2ポイント増の35%だった。

調査結果はSNS登録者(アカウント保有者)数ではなく、「現在そのサービスを利用している」と回答した人の割合。エジソン・リサーチは「X」の下げ幅について、「ここまで年間で変化するのはまれで特筆すべきこと」とした。月次、週次での利用者数も減少していることも確認したという。全米の12歳以上が調査対象で回答者数は1086人。携帯電話と固定電話への電話調査とネット調査を組み合わせた。

「最もよく使うSNS」で増加したのは、「Instagram」と「Pinterest」だった。「Facebook」と「Snapchat」は変わらず。「TikTok」は1ポイント減の13%、「X」は2ポイント減の5%となった。

世代別・利用頻度では、12〜34歳で「最もよく使うSNS」でトップだったのは「Instagram」で31%、次いで「TikTok」が23%、「Facebook」が19%となった。35歳以上では「Instagram」や「TikTok」は大きく減り、「Facebook」がトップだった。
