2019年以降、子どもから大人まで楽しみながらSDGsを学べる学習教材として毎年発行している『未来の授業』シリーズ。SDGs を生かした学習と探究活動のための教材や、企業での研修教材としても活用されています。今回の記事では、SDGs教育に力を入れている国本小学校 教頭の齋藤悠真先生に授業で活用いただき、話を聞きました。
身近な企業の社会課題に関する取り組みを調べてみよう
国本小学校は東京・世田谷区にある70年の歴史を持つ私立小学校だ。幼稚園・小学校・女子中学校・女子高等学校が一つの敷地内にあり、世代を超えた交流も盛んに行われている。特に小学校は、地域や企業と連携した形でのSDGs教育プロジェクトに熱心なことで知られ、多数の受賞実績がある。
この日、取材をさせてもらったのは小学5年生の2つの授業。教材は『未来の授業 SDGsパートナーシップBOOK』。授業の1コマめは本書に掲載されている「31の日本の社会課題」をテーマに行われた。これまで学んできたSDGsの各目標と日本の社会課題がどう結びついているのか?をグループで話し合いながら、手元のタブレットで紐づけて考えていく。
『未来の授業』書籍に掲載されている日本の社会課題を、タブレットに表示しワークを実施した。
2コマ目の授業では、本書に紹介されている企業の取り組みを具体的に取り上げた。まず、黒板に複数社のロゴを貼り出し、子どもたちにその会社について現時点で知っていることを話してもらう。
サンリオが好き、ロッテは野球チームだから知ってる、うちも生協使ってる!などさまざまな声が飛び交う。
次に、2人1組に分かれて調べ物学習。それぞれの組で担当する1社を選び、その企業の社会課題に対する取り組みを予想したり、ホームページなどで調べていく。
公式ホームページから、社会課題に対する取り組みを探していく。
授業の最後に書籍『
』の紹介があり、より多くの企業の社会課題への取り組みが掲載されていることが紹介された。



