日高屋「生ビールVSハイボール祭」開催 値下げ施策でリピーター獲得狙う

女性客取り込みも強化 タッチパネル導入と禁煙化が奏功

ハイデイ日高は7月4日から、「熱烈中華食堂日高屋」(日高屋)の全店において「生ビールVSハイボール祭」を開催する。物価高が続く中で、お得感のあるキャンペーンによってリピーターの増加を狙う。昨年12月の値上げにより一時的に減少した客足も回復傾向にあり、本施策を追い風としたい考えだ。例年「生ビール祭」を実施しているが、ハイボールも主役として扱うことで、普段生ビールを飲まない顧客の利用も期待している。6月の来店客数は前年比110%を目指しているという。

写真 人物

ニチレイフーズ関東信越支社の塩谷智之支社長(左)、ハイデイ日高の青野社長(中央)、キリンビールの江田雄太販売推進統括本部長

キャンペーン期間中、「キリン一番搾り(生)/(中ジョッキ)」を通常本体価格390円(税込)のところ370円(同)で提供する。また、「陸ハイボール」は340円(同)を320円(同)に値下げする。値下げ分は客数の増加によって補う方針。さらに、期間限定のおつまみメニュー「コリ旨!砂肝」(税込210円)も登場する。期間は8月下旬まで。

この施策は、青野敬成社長がキリンに直接依頼して実現したもの。「生ビール祭」は例年開催されているが、今年は生ビールに加えて「陸ハイボール」も対象に加えるよう提案した。あわせて、両ドリンクに合うおつまみメニューの開発も必要と考え、ニチレイに協力を求めた。

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