日高屋「生ビールVSハイボール祭」開催 値下げ施策でリピーター獲得狙う

日高屋では4月に細麺と中華麺のリニューアルを実施。小麦の風味がより際立つようになり、顧客から大きな反響があった。太麺についても7月からリニューアルを予定しており、従来よりも太く、もちもちとした食感になるという。

日高屋は女性客の人気も高まっている。駅前を中心とした出店により、駅周辺のマンション増加や家族世帯の増加が背景にある。2021年のオリンピックを契機に禁煙施策を実施したことも女性客の増加に寄与した。さらに、タッチパネルによる注文が可能な店舗を増やしたことで、注文のしやすさも評価されている。

これまでは駅前を中心に出店してきたが、現在は北関東への出店を推進している。関西方面への展開も視野に入れ、全国展開を進めていく方針だ。

物価高により外食のハードルが上がる中で、青野社長は「リピーターを増やしていく必要がある」と語る。昨年12月の値上げ後に一時的に減少した客足は徐々に回復しており、今回のキャンペーンがさらにその後押しになると見込んでいる。米の価格高騰によって家庭での消費が減少する一方、日高屋での米の消費は増加傾向にあったという。

ハイデイ日高の2025年2月期決算は、売上高556億2900万円(前期比14.1%増)、営業利益55億1400万円(同18.9%増)となり、いずれも過去最高を更新した。新規出店、既存店の改装、期間限定メニューの投入などの施策が奏功し、12月度の売上高および来店客数は単月として過去最高を記録した。2026年2月期も引き続き増収増益を見込んでいる。

日高屋は6月現在422店舗を展開。その多くが東京都(192店舗)で、埼玉県(95店舗)、神奈川県(68店舗)、千葉県(52店舗)と続く。

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