顧客の成長を支援する4つの事業領域
電通は6月中旬、事業開発支援やデータマネジメント領域などのキャリア採用に特化したセミナーを東京・汐留の本社とオンラインで開催した。各領域の第一線で活躍する社員が登壇して業務内容や仕事の魅力について説明したほか、来場者の質問を受け付ける座談会も行われた。
対象の職種は次の通り。
メディアビジネスやクリエイティブといった、広告会社が強みとする領域にとどまらない、多様なスキルやバックグラウンドを持つ人材を求めていることがわかる。
こうした採用活動の背景には、電通が目指すビジネスのあり方が従来の「広告」から大きく広がっていることがある。テクノロジーの進化やデジタルシフトを背景に、広告ビジネス自体のあり方も変化している。
電通は「Integrated Growth Partner(IGP)」を目指す姿に掲げ、広告に限らずクライアントの企業活動の支援になる提案を強化している。セミナーではそれを「世の中や企業の課題を発見しアイデアで解決する会社」とわかりやすく表現した。
IGPを実現するために掲げている4つの事業領域が、AX(アドバタイジングトランスフォーメーション=高度化された広告コミュニケーション)、BX(ビジネストランスフォーメーション=事業全体の変革)、CX(カスタマーエクスペリエンストランスフォーメーション=顧客体験の変革)、DX(デジタルトランスフォーメーション=マーケティング基盤の変革)だ。
4つの事業領域がそれぞれ専門性を高めるとともに、連鎖することで成長していくことを目指している
この4領域それぞれが専門性を高めながら、連携することでループを描きながら電通の事業領域そのものが拡張していくことを理想の成長モデルとしている。従来から強みを持つコミュニケーションやクリエイティブを核としながら、より広げていくことで経営支援や事業支援の領域を拡充させていく考えだ。
採用に注力する5つの職種
4領域のうち、今回の採用で対象とするのは「BX」と「DX」にあたる。「事業開発コンサルタント」「DX開発マネージャー」が含まれるBXは、クライアントのマーケティング目標の達成のみならず、事業戦略の立案やサービスデザインなどの領域をカバーする。場合によっては、電通自ら出資者となって事業を手がけることもあるという。より経営に近い領域といえる。
「データマネジメントエンジニア/システム開発プロジェクトマネージャー」「データトラストプロデューサー」が含まれるDXは、多くの案件で求められるデータマネジメントの中核となる機能を担う。メディアビジネスや広告クリエイティブとはまた違った知見やビジネススキルが求められる。
こうしたビジョンの先にある事業領域が以下の通り。他の広告会社やコンサルティング会社ではカバーしきれない領域まで対応できる体制を整えつつある。
それぞれの職種については、以下の記事で詳しく解説している。
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