個人の宣伝を目的にした本と、真にコンテンツとして価値のある良書とは、読めばすぐにわかる。正直なところ、最近は「宣伝してほしい」と一方的に本を送ってくる著者もいて、辟易することもある。
だが、この一冊は違った。日本が世界に誇るクリエイター・杉山恒太郎氏による、カンヌ広告祭の集大成とも言える一冊。広告という枠を超えて、「伝える力」の本質がここにある。言葉、表現、そして想いが、どうすれば人の心を動かすのか——その答えが詰まっている。特に、若い人にこそ手に取ってほしい。世界と向き合う姿勢が、この本を通して変わるはずだ。
タイトルの『THINK PUBLIC』には、氏が敬愛するスティーブ・ジョブズの名コピ ー『Think Different.』へのオマージュも感じられる。ここに、この本の中身のヒントがある。

『THINK PUBLIC 世界のクリエイティブは公共の課題に答えを出す』杉山恒太郎
(著) 河尻亨一(編集協力)
定価:2200円(本体2000円+税)
ISBN 978-4-88335-628-7
小学館「ピッカピカの1年生」、サントリーローヤル「ランボー」などで国内外の広告賞を多数受賞し、世界最大級の広告祭・カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルの国際審査員を3度務めるなど、国内外で活躍するクリエイター 杉山恒太郎氏。
国内外のクリエイティブを熟知し、考察し続けている杉山氏による新刊『THINK PUBLIC 世界のクリエイティブは公共の課題に答えを出す』で取り上げる広告は、一般的に「公共広告」と呼ばれているものが多くあります。「公共広告」と聞くと、非営利団体や行政、国連関連組織によるキャンペーンを想像する方が多いかもしれません。しかし、本書では企業による公共サービス型の事例も織り交ぜながら、さらに一歩踏み込み、氏はこれからの広告のあるべき姿とし「THINK PUBLIC」を提言します。
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