AI時代の今、自分がイラストレーターだったら、こうする〜クリエイターにこそ必要なマーケ視点の話〜

ブルーパドルの佐藤ねじです。

前回

は、超一流マーケターではない私達は「インサイト」とどう向き合うべきか?の話をしました。

今回のテーマは、クリエイターがマーケ視点を持っていくことの価値についてです。生成AIによって、クリエイティブ系の仕事は大きく減るかもしれません。でもAIを脅威に感じる前に、そもそも多くのクリエイターは、マーケ視点を増やせば、もっと仕事を増やせるのでは?という話をしたいと思います。

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AIでどうなる?クリエイティブ業界

生成AIは毎週驚くべきニュースがリリースされ続けています。僕らクリエイティブの世界はどうなっていくのだろうと、不安と期待がぐちゃぐちゃする毎日です。

AIによって仕事がなくなるかも?完全にはなくならなくても、単価が大きく下がったり、限られた人だけしかできなくなるのでは?とドキドキしている人も多いはずです(私もドキドキしてます)。

実際、生成AIによって中長期的には、クリエイティブの世界もいろんな職種の人が、仕事が減ったりなくなる可能性は高いかもしれません。私もそうなる前提で動くようにはしています。

でもそうなっていくとしても、「ある程度の時期」までは、もっとマーケ視点を獲得していけば、仕事は全然つくれるんじゃないかとも、一方では思っています。それくらい多くのクリエイターにとって、マーケによる伸びしろは大きいだろうと。

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マーケ視点で考えると、視野が広くなる

たとえば、クライアントワークを仕事にしているクリエイターにとってのターゲットは「企業」になります(正しくは、その企業のCEO・CMO・マーケ・ブランド担当・広報などですが)。

日本の大企業は1.2万社。中小企業は360万社くらい。

その企業の中で、私の会社である「ブルーパドル」の認知率は、0.1%以下でしょう。もし今後ブルーパドルの仕事が「生成AIの進化」によって減るとしても、それは0.1%の認知率内での減少の話。

生成AIに悲観する以前に、残りの99.9%の認知を上げていくことの方が、ずっと大事なタスクなはずです。その中で、私たちの価値が必要とされれば、仕事は全然つくれるはずです。

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SNSで話題になる、ブランドを深く届ける「PRプロダクト」思考
佐藤ねじ(ブルーパドル)

クリエイティブディレクター・プランナー。2016年ブルーパドルを設立。商品、店、WEB、こどもコンテンツなどを制作。代表作に「隠れ節目祝い」「ボードゲームホテル」「アルトタスカル」「0歳ボドゲ」「佐久市リモート市役所」など。著書に「子育てブレスト」(小学館)など。主な受賞歴に、ACCゴールド、キッズデザイン賞、文化庁メディア芸術祭・審査員推薦作品、グッドデザイン賞BEST100など。

佐藤ねじ(ブルーパドル)

クリエイティブディレクター・プランナー。2016年ブルーパドルを設立。商品、店、WEB、こどもコンテンツなどを制作。代表作に「隠れ節目祝い」「ボードゲームホテル」「アルトタスカル」「0歳ボドゲ」「佐久市リモート市役所」など。著書に「子育てブレスト」(小学館)など。主な受賞歴に、ACCゴールド、キッズデザイン賞、文化庁メディア芸術祭・審査員推薦作品、グッドデザイン賞BEST100など。

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