こんにちは。西武ライオンズ広報部長の赤坂修平です。
では、要素を“掛け算”することで、心に残るコミュニケーションを設計していくことをご紹介しました。
今回は、私たち広報部がこの2025シーズンに展開したテレビCM「圧倒的至近距離」について、背景や意図、実際のプロセス、そしてその成果までをお話ししたいと思います。
/
いよいよ2025シーズン開幕!
\
3/22(土)〜31(月)まで #武内夏暉 投手と #西川愛也 選手が出演の地上波テレビCMを放映決定です。
ベルーナドームで圧倒的至近距離を体感しよう!#埼玉西武ライオンズ #seibulions pic.twitter.com/0dGyq2FwDv— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) 2025年3月13日
次世代ファンをつかめるか——―N1から始める顧客理解
2024シーズン、私たちは歴史的にもっとも負けたシーズンになりましたが、観客動員数は前年比9%増という結果になりました。ただし、過去最高だったリーグ優勝をした2019年にはまだ及ばず、“回復”は道半ばでもありました。
広報部ではファンクラブ(FC)会員数をKGIとしていると
で紹介しました。
そのFC会員のボリュームゾーンは、前シーズンの
でも触れている通り、1980~90年代のライオンズ黄金時代を幼少期に体験した方々です。彼らの熱量は本当に心強い。ただ一方で、永続的に球団の事業を続けていくには、やはり20〜30代の若い世代をどう取り込むかが重要になります。
そこで私たちは、直近3年以内にFC会員になった若年層にインタビューを実施しました。いわゆる「N1」の顧客理解、マーケティングの原点です。