サントリーホールディングスとサントリー食品インターナショナルは、初となる人的資本レポートである「サントリー人的資本レポート2025」を発行した。レポートでは、「人財戦略方針」を体系的に説明している。
「人本主義」に基づく取り組み伝える
同グループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」というパーパスを掲げている。その実現に向け、「人」こそが経営の重要な基盤であるという「人本主義」の考えのもと、さまざまな取り組みを進めている。今回、その取り組みをあらゆるステークホルダーに広く伝えるために、人的資本レポートを発行した。
レポートの特長は、以下の通りだ。
本書は、当グループの企業理念や「人本主義」の考え方のもと、経営ビジョンを基点に“人・組織の目指す姿”から策定した「人財戦略方針」を体系的に説明しています。また、方針に基づいた「DEI推進」「男性育休取得推進」「サントリー大学」「リーダー育成プログラム」など、当グループの“組織づくり”と“人財育成”に関するさまざまな施策を紹介するとともに、各種指標に関する24年実績データも掲載しています。
すべての社員の活躍を目指す
レポートの冒頭には、1899年の創業から続く「人本主義」について記載している。
同グループでは「人本主義」の考えのもと、創業時から一貫して社員と会社との関係を中長期的な視点で捉え、一人ひとりが個性と能力を最大限に発揮できる「すべての社員の活躍」を目指している。「全社員がイキイキと働ける環境を整備し、そして「キャリアオーナーシップ」を持ちながら、挑戦・成長し続けられるよう人財育成の取り組みを推進しています。その結果、社会やお客さまに対する新たな価値の提供と会社のさらなる成長、そして社員のエンゲージメント向上に繋がっていくと考えています」という。
