広報を超え、未来のオープンイノベーションに価値を設計する挑戦(STATION Ai・大谷 加玲氏)

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。Prodroneの川上 文さんからの紹介で今回、登場するのはSTATION Aiの大谷 加玲さんです。
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大谷 加玲氏

STATION Ai企画部 広報

関西学院大学卒業後、2018年にソフトバンクに新卒入社。営業職として多様なクライアントと向き合い、2023年には営業を続けながら社内副業制度を活用してSTATION Aiの広報に参画。2024年より広報専任として活動中。STATION Aiの魅力を多様なステークホルダーに伝えるとともに、オープンイノベーションを通じて、スタートアップが成長しやすいエコシステムづくりに貢献することをミッションとしています。

Q1:現在の仕事の内容とは?

STATION Aiの広報は二つの軸で動いています。第一に、拠点としての価値(ビジョン、ステークホルダーとの関係、ブランド設計)を外部に伝えるコーポレート広報。スタートアップ・大企業・大学・VC・自治体といった多様な関係者に対して、この拠点がどのようにオープンイノベーションを促進しているかを示すことが主務です。第二に、入居するスタートアップに対する伴走的なPRサポート。メディアへの紹介、STATION Ai関連の媒体で露出機会提供、PR方針の簡易ディスカッション実施、といった実務が中心です。拠点の目標は、単なる施設運営ではなく「アジアにおけるオープンイノベーションの聖地」を作ることにあり、そのために拠点の発信と入居企業の見せ方を両輪で整える役割を担っています。

Q2:これまでの職歴は?

2018年に新卒でソフトバンクへ入社し、営業を主軸に対外折衝と課題解決を経験しました。営業で培った顧客理解や構造化する力は、そのまま広報の基礎になっています。2023年に社内副業制度を利用して開業前のSTATION Aiにて広報業務を兼務。2024年に正式に異動して現在は専任で従事しています。大学時代にメディア関連のアルバイトで「人に伝えること」の面白さを体験していたことも、広報へ舵を切った背景です。

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