新たな採用手法「トランジション採用」は企業・フリーランス双方にメリット GIG調べ

フリーランスと企業を結ぶマッチングサービスを運営するGIGは、人事・採用担当者122人を対象に「トランジション採用」に関する調査を実施した。「トランジション採用」とは、フリーランスや業務委託で関わった人材を正社員として採用する採用方法。「半数以上の企業がフリーランスを『正社員』として採用した経験あり」などの結果になった。

「転職潜在層」にアプローチ

少子高齢化による労働人口減少や、必要なスキルを持つ人材の不足など、近年、企業は人材採用の課題に直面している。そうした中、GIGが提唱する新たな採用手法が「トランジション採用」だ。

高い専門性を持つ業務委託経験者やフリーランス人材を、正社員として採用することで、通常の転職市場には現れにくい、優秀なフリーランスといった「転職潜在層」に直接アプローチできる。従来の中途採用が職務経歴を基に判断するのに対し、トランジション採用はフリーランスとしての具体的な実績やプロジェクト単位での働き方そのものを評価する点で異なり、また単なる業務委託契約とも異なるアプローチだという。

企業・フリーランス双方にメリット

この手法は、企業側とフリーランス側、双方にメリットがある。

・企業側:フリーランスとして独立する人材は、特定の専門スキルが高いだけでなく、案件獲得から納品まで自律的に業務を推進する必要があるため、企業活動の全体像を捉える業務理解力に優れている。また、候補者のスキルセットや志向性と企業のニーズが合致する可能性が高く、結果として採用のマッチング精度は向上し、入社後のミスマッチを大幅に低減できる。

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