米の価格高騰を受けて「オモテもウラもおいしいパン」発売、ファミリーマートの戦略 裏ファミマも登場

ファミリーマートは、ひっくり返すとクイニーアマンになる「オモテもウラもおいしいパン」シリーズを10月7日から販売開始した。また同日から吉田鋼太郎、八木莉可子が出演するテレビCM「オモテもウラもおいしいパン誕生」篇を放映開始。さらに、10月7日~13日の期間限定で表参道駅前店を、看板や店内ポスターを“ウラ”返した、「ウラ表参道駅前店」としてオープンしている。

キービジュアル。

店舗看板が“ウラ”仕様になった「ウラ表参道駅前店」(表参道駅前店)。

「オモテもウラもおいしいパン」3つの企画背景

今回販売しているのは、「デニッシュメロンパン×クイニーアマン」「チーズケーキデニッシュ×クイニーアマン」「アップルパイタルト×クイニーアマン」の3種。「デニッシュメロンパン」「チーズケーキデニッシュ」「アップルパイタルト」の裏側を、発酵バター風味のあめを生地とあわせて焼き上げ、ひとつの商品で2つのおいしさを楽しめるようになっている。

同社は10月6日に、メディアに向けて「オモテもウラもおいしいパン」商品発表会・試食会を開催。

発表会にて、ファミリーマート 商品本部 スイーツ部 副部長の鈴木崇義氏は、本シリーズの3つの企画背景を説明した。

ひとつは、米の価格高騰を受けての、生活者の小麦製品への切り替え傾向。

「小麦製品の中でもパンへの移行は多く、米の価格高騰を受けてもっとも購入頻度が増えた主食がパンであるという調査結果も見られています。当社でも、一昨年、昨年とパンは過去最高売上を記録しており、今年度も順調に推移しています」と鈴木氏。

パンの需要は高まっており、朝食、ランチ、おやつ、夜食など喫食シーンも拡大しているという。

2つ目の背景は、2つ以上の異なる食品を組み合わせた「ハイブリッド」グルメが食トレンドとして注目されている点。カヌレとチュロスを組み合わせた「カヌチュロ」やシュークリームとフレンチクルーラーを組み合わせた「シュークルーラー」などへの世の中の注目も、「オモテもウラもおいしいパン」の発案につながった。

そして3つ目が市場背景だ。「クイニーアマン」は近年、ベーカリーでも取り扱う店が増えており、季節のフルーツやフレーバーを織り込むなど、バリエーションも生まれている。また、ファミリーマートが2024年10月に「スイーツパン」シリーズを発売した際も、一番人気は「焼きチョコクロワッサン クイニーアマン仕立て」だったという。

企画背景を説明するファミリーマート 商品本部 スイーツ部 副部長の鈴木崇義氏。

「オモテもウラもおいしいパン」の発売を機に、ファミリーマートでは「ファミマルBakery」のパンを買うごとにクーポンを配布するキャンペーンを開催。また、SNSでは同社公式アカウントのフォローと該当の投稿をリポストすると、抽選で「オモテもウラもおいしいパン」の無料クーポンがあたるキャンペーンも行っている。

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