IHI、『宇宙兄弟』と「金ピカマッチ採用」始動 プロジェクトの狙いと共感設計の仕組み

IHIは航空・宇宙・防衛事業領域での人材採用において、漫画『宇宙兄弟』とコラボレーション。キャリア採用プロジェクト「金ピカマッチ採用」を10月1日から開始。“空に想いを馳せる主人公・ムッタの背中”をキービジュアルとした特設サイトも立ち上げた。本プロジェクトにより同社は、幅広い専門性を持つ人材との新たな接点づくりを目指す。

特設サイトトップ画面

航空・宇宙・防衛事業領域の人材獲得、IHIの課題とは?

少子高齢化による労働人口の減少が続き、売り手市場が続く現在。人材の確保は企業にとって重要な経営課題となっている。ミスマッチを減らし、長期的に活躍できる人材を採用するために、企業の価値観や現場の実情、従業員の思いなどを発信する取り組みが広がっている。

今回の「金ピカマッチ採用」が対象とする航空・宇宙・防衛の業界では、「脱炭素」や「DX」など、今後の社会において重要となる課題に取り組んでおり、大きな変革の時を迎えているという。

こうした中でIHIでは、従来の同社にはない視点や発想をもたらし、新しい知見を積極的に取り入れながら事業変革を推進できる人材の採用が課題となっていた。獲得したい人材の具体的なイメージは下記の3点。

①IHIにはない視点や発想・専門性を持つ人
例:世界標準レベルの業務構造改革をけん引できる人、バリューチェーン全体を見渡し、新しいビジネスモデルを創出できる人等

②IHIにいない(少ない)専門性を持つ人
例:DX、ICTの専門性を有し、デジタルトランスフォーメーションを推進できる人、電気系の専門性を有し、航空機の電動化を推進できる人

③現在のIHIの人材よりも、高いレベルの専門性を持つ人

このような人材を獲得するためには、従来と同様のアプローチに加え、より多くの人に情報を発信し、「IHIの航空・宇宙・防衛事業領域で働くこと」そのものに共感してもらう必要があると考え、事業変革を推進できる即戦力人材との新たな接点を生み出すことを目的とした、キャリア採用を主軸とした新プロジェクトを始動したのだという。

『宇宙兄弟』とのコラボの理由

2025年は『宇宙兄弟』の主人公である南波六太(ムッタ)が会社を辞め、宇宙飛行士を目指す物語のはじまりの年。『宇宙兄弟』に登場する、さまざまな思いと葛藤を抱えながらも、周囲の人に支えられつつ、仕事を通して夢や困難に挑戦し続けるキャラクターたちの言葉や姿勢に同社が共感し、今回のコラボレーションは実現した。

「金ピカマッチ採用」の“金ピカ”は、登場人物のひとりである天文学者・シャロンが、宇宙飛行士選抜試験の切符を手にしたものの、自信をなくして挑戦への意欲を失っていたムッタに伝えたセリフにちなんでおり、「心が躍る何か」を抱いて挑戦する人の背中を押したい、そんな仲間に出会いたいというIHIの思いを込めた。

漫画「宇宙兄弟」第1巻より ©︎chuya koyama

「金ピカマッチ採用」では、募集職種に限定せず、幅広い専門性を持つ人すべてがキャリア登録できる仕組みを導入。IHIのニーズと候補者の意思を重視した、カジュアル面談を行い、互いの思い、考えを話し合いながら、最適なポジションを模索し、選考へと進むプロセスをとる。「応募したい職種がない」「今すぐの転職は考えていない」が、IHIの取り組みに興味があるという人も、キャリア登録は可能になっている。

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