動画生成AI普及で議論が加速、ディープフェイクなどの拡散を防ぐ「C2PA」とは

C2PA(Content Credentials)とは何か

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C2PAのロゴマーク。

「Sora2」や「Veo3.1」など、動画生成AIの話題とともに、「C2PA」に関わる議論が加速しています。

これまでの連載上でも何度か言及してきましたが、「C2PA」とは、デジタルコンテンツの出所と加工履歴を証明する技術仕様を策定する業界団体であり、その仕様の名称でもあります。目的は、デジタルコンテンツの信ぴょう性を証明し、フェイクニュースやディープフェイクなどの誤情報の拡散を防ぐことです。

作成者や編集ツール、作成日時などの情報がメタデータとして埋め込まれ、コンテンツがどのように作成・編集されたかを確認できるようになります。

業界団体としての「C2PA」には、Adobe、Microsoftを筆頭に、Intel、Amazon、Google、OpenAI、ソニー、Canon、NHKなど、多くの企業が参画しています。これらの企業は、「C2PA」の仕様策定に協力し、コンテンツの真正性を保証するための技術開発を進めています。

「C2PA」はオープンな仕様であり、誰でも利用・実装が可能です。これにより、デジタルコンテンツの信頼性を高めるための共通基盤が形成されつつあります。

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岡田太一(sync.dev Technical Director/Visualization Artist)
岡田太一(sync.dev Technical Director/Visualization Artist)

CG会社のDigital Artist からキャリアを開始。ポストプロダクションを経て、現在はビジュアルクリエイティブ領域にてテクニカルディレクションを担当。得意な分野は映像編集、ビデオ信号とリアルタイム合成、トラッキング関連など。2022年から『ブレーン』で連載中。

岡田太一(sync.dev Technical Director/Visualization Artist)

CG会社のDigital Artist からキャリアを開始。ポストプロダクションを経て、現在はビジュアルクリエイティブ領域にてテクニカルディレクションを担当。得意な分野は映像編集、ビデオ信号とリアルタイム合成、トラッキング関連など。2022年から『ブレーン』で連載中。

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