味の素は、料理にまつわる心理的・実践的な不自由さをなくすことを目指す「料理自由化プロジェクト」を、1月29日より本格始動する。
同社はこれまで、調味料を通じて「おいしさ」や「簡便性」の価値を提供してきたが、本プロジェクトでは、さらに一歩踏み込み「心理的な自由」に着目。本格始動の第一弾として、1月29日から4日間、NEWoMan TAKANAWAにて企画展『料理のねばべき展』を開催する。
調査で判明した「料理のねばべき」の正体
本プロジェクトが「心理的な自由」に着目した背景には、現代の生活者が料理に対して抱える葛藤がある。
同社が2025年3月に実施した調査では、「料理を楽しめていない」と回答した人が過半数を超えた。さらに、「だしはイチからとる“べき”」といった無意識のルール、いわゆる「料理のねばべき」を感じている人が67%にのぼることも明らかになった。
同社コミュニケーションデザイン部の植野友生氏は、この現状について次のように語る。
「料理に心理的な負担を感じている方が一定数いる一方で、『料理の悩みを人に相談できていない』という方は約6割に達しています。料理は日常的な行為でありながら、ひとりで抱えがちな悩みでもある。こうした状況を踏まえ、料理に対する『心理的な負担』にも向き合うことが、より自由な料理につながると考えました」。
「実践」から「心理」へ。プロジェクトの進化
同プロジェクトは2025年夏に始動しており、当初は「実践面」のモヤモヤを解消する取り組みとして、「料理のまなびプログラム」を実施した。
100名の募集に対し、応募は7倍以上にのぼり、体験者からは「工程一つひとつの意味が分かると、料理が面白くなる」といった声が寄せられたという。
これから本格始動する「料理自由化プロジェクト」では、料理にまつわる心理的・実践的な不自由さに対しそれぞれに適した形でのアプローチを今後も継続して行うことで、「日々の暮らしの中で自由に料理する人を増やすことを目指していきたい」と植野氏は説明する。
