若年・高齢女性の4割が高頻度でゼロクリック検索
NTTドコモ モバイル社会研究所は2月5日、生成AI利用者の64%が検索結果に表示されるAI要約で満足し、リンクをクリックせずに調べるのをやめる「ゼロクリック検索」を行う傾向があるとの調査結果を発表した。調査は2025年11月に実施したもの。
同研究所は、全国の15〜79歳の生成AI利用者を対象に、検索でAI要約が表示された際に「要約だけで満足して、リンクをクリックせずに調べるのをやめることがどのくらいあるか」を質問した。その結果、「ほとんど(9割以上)やめる」10%、「よく(7~8割)やめる」19%、「ときどき(4~6割)やめる」35%となり、合計64%が要約のみで検索を終える傾向が示された。
性年代別の集計では、10〜20代女性と50〜70代女性で「ほとんどやめる」「よくやめる」を合わせた割合が約4割となり、他の年代よりゼロクリック検索の実施率が高い傾向が見られたとしている。
AIに任せてよいと考える人ほどゼロクリック検索を行う
AI要約による検索完結が広がる中で、同研究所は「ゼロクリック検索」の実施状況を示すとともに、AI生成情報に対する意識によって実施率が変化するかを調査した。提出物作成に生成AIを使う人を対象にした集計では、「生成AIで作成したテキストを宿題や仕事で提出する際、生成物の確認作業も人よりAIに任せてよい」と考える人ほど、ゼロクリック検索を実施している傾向が見られたという。
さらに、「答えがなぜそうなるのかを理解するより、答えだけを知っている方がよい」と考える人ほど、ゼロクリック検索を積極的に実施している傾向も示された。同研究所は、AI生成情報への信頼度や、理解よりも答えを求める傾向が、ゼロクリック検索の実施率に影響を与えている可能性があるとしている。
同研究所は、生成AIの技術やサービスが人々の生活や意識に与える影響について、今後も調査・発信していくとしている。あわせて関連情報として、「ドコモスマホ教室」で生成AIの基礎から実践的な使い方まで学べる講座を提供する。

