6月1日(月)発売!
月刊『ブレーン』2026年7月号
特集「ブランドの未来構想『体験型展示』をデザインする」
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企業やブランドが、その未来構想やビジョンを提示する「プロトタイピング」の場として、「体験型展示」のあり方が多様化しています。これほど生活者とのオンラインの接点が充実している今、なぜブランドはあえて実空間での“体感”や“体験”に重きを置いているのでしょうか。そして、そこにおけるクリエイターの介在価値とは。2025 年は「大阪・関西万博」で多様なパビリオンが盛り上がりを見せ、2027年の「国際園芸博覧会(GREEN×EXPO)」にも人々の注目が集まっている今、企業やブランドの最新事例を通じて、ブランドの未来を構想する“体験”のあり方を考えます。
特集のトピックス
▶本屋やフリマ、服の修理体験も
パーパス浸透を目指し 本社で企画する体験型展示
ゴールドウイン/本社1 階 企画展示
©Hiroyuki Yamaguchi
2024年5月、ゴールドウインは東京・北青山の新本社へと移転した。その1 階、国道246号に面した場所に、街へ開かれたイベントスペースを構えている。ここで一般向けに展開されるのは、企業のパーパスと思想を五感で追体験させる体験型展示の数々だ。本屋やフリーマーケット、リペアクラブなど多彩な自主企画を通じ、同社は中長期的な独自ブランドの構築を模索している。
▶成田空港の独自の価値とは?
アート展示を通じて模索
成田空港「40,000 SKY COLORS project」
成田国際空港にて、3月23日から5月10日まで、空港で働くスタッフの記憶を可視化したアートプロジェクト「40,000 SKY COLORS project 」が開催された。そこで展示されたのは、「空のれん / SORA-NOREN」という作品。スタッフの「思い出の空色」とその背景にあるストーリーを抽出し、のれんという形で可視化した体感型インスタレーションだ。成田空港固有の価値を高めていくことを目指している。
▶滋賀県の未来を
データ×アートを通じて考える
トヨタ・コニック/DAS LAB
「SHIGA FUTUREs THINKING WEEK 2026」
4月18日から26日にかけての9日間、滋賀県彦根市の旧滋賀銀行彦根支店にて「SHIGA FUTUREs THINKING WEEK 2026」が開催された。これは滋賀県各地で行われている地域活性化のための実践事例を、展示やトークセッションを通じて共有・発信する場。データサイエンスとアートの手法を用いている。
▶500種類の「音」から曲をつくれる展覧会
ブランド体験における「音」の優位性とは
NTTドコモ・スタジオ&ライブ、CHOCOLATE
「OTO MART」
「キリンの鳴き声」や「自信がないのに任された人」など世界中から集めた500種類以上の「音」をスマホで集め、自分だけの曲をつくれる体験型展示「OTO MART」が4月29日から5月17日まで東京・原宿にて開催された。人を能動的に動かす体験設計から感情を揺さぶるメディアとしての「音」の優位性まで、企画の狙いとこだわりを聞いた。
▶【フォトレポート】
来場者と共に考える余白をデザイン
コクヨの体験型展示
コクヨ「好奇心あふれる展」
コクヨは、4月20日から24日までの5日間、同社のクリエイティビティを紐解く体験型イベント「好奇心あふれる展」をコクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」にて開催した。体験デザインの思想を軸に、“自分で試し、気付きを得る展示”にデザインしたという。
▶【フォトレポート】
銀座100年の歴史たどる立体展示
時代ごとの「ムード」を形に
4月24日から5月31 日にかけ「Ginza Sony Park」にて開催された「100.80.60. 展」。11 人の作家やアーティストによるテキスト作品をさまざまな手法で立体展示し、歴史を振り返る多様な仕掛けを用意した。
▶大阪・関西万博から園芸博へ
「null²」“転生”の展望
落合陽一×マクニカ「null²ⁿ」「null⁴」
2027年国際園芸博覧会で公開予定の新作「null⁴」のイメージ。©Yoichi Ochiai
マクニカは4月、メディアアーティストの落合陽一さんが2027年国際園芸博覧会にて展示をする新作「null⁴(テトラヌル)」の開発にあたり伴走支援をすることを発表した。2025年の大阪・関西万博で展示された「null²(ヌルヌル)」の開発時からのパートナーシップが続投する形となる。両者は4月に開催された「TEAMZ SUMMIT 2026」に登壇し、今後の展望について語った。
▶いま、人に届くのはリアルな空間の「異常値」だけ
唯一無二の体験の生み出し方
杉山 央(新領域)
なぜいま、多くの企業がリアルな体験に投資するのか。森ビルで「チームラボボーダレス」「蜷川実花展」などを主導し、大阪・関西万博では河瀨直美監督によるシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし- 」計画統括ディレクターを務めたART+TECH プロデューサーの杉山央さん。2024年に新領域株式会社を立ち上げ、多様な企業の体験づくりをサポートしているいま、テーマ館展示ディレクターを務める「GREEN ×EXPO 2027」での展望も交え、情報過多の時代に人を引き付ける体験について聞きました。
青山デザイン会議
Vol.320
「物語体験を再設計する
~『MANGALOGUE:火の鳥』対談」
石橋 素×朴 正義
今年3月、高輪ゲートウェイシティにオープンしたミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」。4月22日から5月16日まで開館記念特別公演として行われた「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」は、マンガそのものを映し出す巨大LED、舞台をナビゲートする「ロボットアーム」、観客と一緒に物語を旅する「MANGALOGUER(マンガローガー)」とともに、マンガの世界を体感する新しいライブパフォーマンスとして話題を集めました。
今回の青山デザイン会議では、その制作過程に注目。普段はひとりで楽しむマンガを、どのようにライブ空間での体験へと落とし込んでいったのか、さらにAI やロボットなどテクノロジーを駆使したクリエイティブのこれからとは? 同プロジェクトに企画段階から関わり、制作統括・クリエイティブディレクターを務めたバスキュールの朴正義さん、そして舞台の鍵となるロボットアームのテクニカルディレクションを務めたアブストラクトエンジンの石橋素さんに語っていただきました。
6月1日(月)発売!
月刊『ブレーン』2026年7月号
特集「ブランドの未来構想『体験型展示』をデザインする」
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